第2回 将棋電王戦 第2局 コンピューターソフトの歴史的な勝利! | 俺語録 ! !

第2回 将棋電王戦 第2局 コンピューターソフトの歴史的な勝利!


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阿部光瑠四段の快勝に続いて、第2回将棋電王戦の第2局が行われた。
今回はコンピューターソフトPonanzaと佐藤慎一四段の戦い。ニコ生での中継で観戦。


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佐藤慎一四段は2008年、年齢制限を目前にした26歳で三段リーグを勝ち抜いてプロとなった遅咲きの棋士。和服での対局はタイトル戦でしか見られないのが普通のようだが、今日は和服で登場。並々ならぬ気合だ。


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Ponanza開発者の山本一成さん。日本将棋連盟公認の将棋アプリ、将棋ウォーズの開発にも関わっている。自身もアマチュア高段の腕前。


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解説の野月浩貴七段。

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聞き手の山口恵梨子女流初段。


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完璧ではないけど、毎回成長しているのがニコ生のいいところ。今回は駒のCGが指し手に合わせて動くようになった。


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昼休みの山本一成さんのツイート。いいのかそんなことつぶやいて(笑)


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前回対局者の阿部光瑠四段もゲスト出演。他にも多彩なゲストが登場。


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元祖サトシンこと佐藤紳哉六段。
「慎一君が負けちゃったりすると僕と錯覚される可能性があるので負けないで下さい。勝ってくれれば間違えてもらって構わないです。」

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局面は中盤、大駒と桂馬を交換したかっこうになっているし、後手・佐藤四段が有利な展開なのではと思われる。盤面は89手目、▲8三角打。解説ではこれは後手チャンスらしい。
確かにPonanzaはヘンなところに角を打ってしまったようにも見える。


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しかし実はこれが好手だったのか?この後くらいからジリジリとPonanzaの攻めが続いて後手が危なくなってくる。
そんな中「控え室、検討を打ち切りました」というアナウンスが流れ、割と中立的に見ていた自分も背筋が寒くなるような感覚を覚える。


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141手目、▲5三龍で後手は敵陣の龍を戻して守らざるを得なくなり、攻め手を失いついに投了。


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うちのボナンザの評価グラフ。


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ついに歴史的瞬間が。


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記者会見での佐藤四段のいたたまれない表情。第2局は前回と違いソフトの貸し出しが行われず、研究ができなかったという点も響いたのかもしれない。ソフトの貸し出しは、プロに弱点を洗い出してもらえるという点で開発者への利点もあるのだが、今後はルール化されたら面白いと思う。


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同じ棋士として佐藤四段の敗北に涙するえりりんこと山口恵梨子女流初段。「公平な態度じゃない」とか「中継されている場で」という批判もあって、本人もツイッターで謝罪していたようだが、全然悪くない。将棋でこんなドラマが映るなんて誰も想像していなかっただろう。


第3局 船江恒平五段 vs ツツカナからも目が離せない。