137本目:グレムリン2 THE NEW BATCH | No Game, No Boy
 

 
「SCP財団(SCP Foundation)」というサイトが好きです。
 
アメリカ発祥のこのサイトは、色んな人が自分の考えた超常現象やら不思議な道具やら謎生物やらを投稿するサイトです。最初はアメリカのみでしたが、今では日本はじめ世界中に翻訳、新規投稿がされている人気のサイトです。
SCP財団とは、それら超常のものを秘密裏に確保、収容、管理して現在の人類文明を維持している超巨大な財団です。膨大な権力と金力を駆使して日夜人類滅亡を防いでいますが、その裏で様々な冷酷な実験なども行っていて実験台の死刑囚を使い潰していたり、決して善良な組織でもないのが面白いところ。
投稿されている一例を挙げると、まばたき一瞬でも目を離すと超スピードで首を折りに来る生きた彫像、どんな手段をもってしても殺害できない凶暴凶悪な不死身のクソトカゲ、どこかの大学に存在する終わりの見えない下り階段などなど、不思議だったり物騒だったりする物が大量にあります。勿論、ほのぼの系や面白系もあって飽きません。それらは全て報告書という形になっているので、まるで実際に存在しているかのような完成度となっています。
個人的に好きなのは、自分が凶悪な人狼であるかのように情報を書き換えるクソザコ狼。報告書もうまいこと作られてます。
 
映画「グレムリン」のギズモ(モグワイ)もSCPに載りそうな生物です。
普段は人間に友好的で知能も高くペットと言うよりパートナーとも言える存在ですが、水をかけると分裂し、夜中12時以降に食べ物を与えると凶暴かつ凶悪な生物になる厄介な生き物。知能は高いままなので自分でどんどん仲間を増やしていきます。映画ではコメディっぽく描かれてるので怖さはそこまでですが、上記の首を折る彫像みたいな凶悪さだったら人類がヤバい。日光に弱いという明確な弱点があるのでまだマシな方ですが。
 
話は変わりますが、本作が出た頃って、やたら映画のゲーム化が多かった気がします。特にアメリカの映画は内容的にゲーム化しやすいんですかね。当時からバットマンとかタートルズとかヒーロー物が多かったですし。
映画「グレムリン」はジャンルとしてはSFコメディになるみたいですが、グレムリンを退治するという明確な目的があるので本作のアクションというジャンルにそんなに違和感はありません。ゲームとしてもギズモの攻撃のリーチが短すぎて難易度は高いですが普通に遊べる内容です。
 
「タスマニア物語」のゲーム化はジャンル的にも内容的にも難易度的にも意味が分からなくて許せん。