63本目:ZOOP | No Game, No Boy


パッケージを見るとどこかポップな感じのする本作ですが、全くそんなことはありません。騙されるな!

本作のシステムは、四方から迫ってくる様々な模様のブロックに、同じ模様のブロックをぶつけて消すアクションパズルです。消し切れずにブロックが中央まで押し寄せるとゲームオーバーになります。
このブロックの押し寄せ方が結構早いので、最初こそのんびりしているもののすぐに大慌てで消していくことになります。
そしてブロックを消すためには、まず四方のどこかから目当てのブロックを吸い上げ、それを同じ模様のブロックにぶつけるという流れになるため、一度間違ってしまうと一気に訳が分からなくなりワタワタすること請け合い。自分の脳のスペックが低いとか言ってはいけない。
特定の列のブロックを全消しする等のお助けブロックなんかもありますが、それで一発逆転できるほどのインパクトはありません。

本作を見ると、ゲームボーイアドバンスのbit generationシリーズの「DIGIDRIVE」を思い出します。あれも四方から迫ってくる矢印をさばいていくゲームで、色々ルールこそ違えど、どこか類似性を感じるゲームです。
本作の場合、四方とはいえブロックが出てくるところは各方向4ヶ所あるので、実質16ヶ所からブロックが迫ってきます。脳が追い付きません。必死でブロックを消しているといつの間にか平気で1〜2時間過ぎている、没入感は「DIGIDRIVE」にも劣りません。
一瞬の油断が命取りになる、ポップなパッケージとは裏腹に「LOOPZ」にも似た硬派なアクションパズルです。

ところで販売元のやのまんって、まだゲーム事業やってるんでしょうか。
以前はトレーディングカード関連のサプライ商品に力を入れてましたが、今も続いているのか。

ジャンル:パズル
オススメ度:☆☆☆
見た目は古臭いですがのめり込めるゲームです。但し難易度は高め。