16本目:ドラゴンクエスト1・2(後) | No Game, No Boy


「1」の出会いから数年後、今度は「2」に手を出しました。

そこそこ年も取ってRPGの勝手も分かってきたため、難易度は高いもののちゃんと進めることはできました。
この時印象に残っているのが「リアル冒険の書」です。
プレイしていた当時、僕はノートに進行状況を逐一記録していっていました。
主人公たち3人の現在レベル、取ったアイテム、戦ったモンスター、訪れた場所、そして復活の呪文を1ページにしっかりまとめていました。後にも先にも、RPGするのにここまでしたのは本作だけです。

巷では「復活の呪文を書いた紙をなくした」だの「復活の呪文の文字が間違っていて努力が水の泡」といった失敗談をよく聞きますが、僕はこのリアル冒険の書のお陰で、そういった失敗とは無縁でした。復活の呪文を間違えていたことはありますが、それでもひとつ前の呪文から再開できたので、せいぜい1時間程度のプレイが無駄になった程度で済んでいました。

こうして順調に冒険を進めていましたが、いつの頃からか、ぱったりと先に進まなくなってしまいました。

まぁ単純に難しすぎたからです。

当時攻略本を持っていたため、何をしていいか、どこに行っていいか分からないという事はなかったんですが、単純に戦闘バランスがキツ過ぎたせいです。
すぐに死ぬサマルトリアの王子、MPが尽きるとどうしようもないムーンブルクの王女。
レベルを上げたからといって解決するものではないことを、当時遊んでいた方ならよく分かるでしょう。

高い難易度の前に心が折れて先に進む意欲を失ってしまった僕が手を出したのが、最強の復活の呪文です。
2本目:レッドアリーマーの回にまったく関係ない話として書いた復活の呪文を使ってはレベルMAXの最強パーティーでシドーを倒す、という繰り返しで満足していました。
そのレベルMAXのパーティーですら、運が悪いと途中で全滅してしまうのだから、その凶悪な難易度が分かります。

リアル冒険の書はさすがにもう残ってないですが、確かもうちょっとでロンダルキアという辺りまでは進んでいたと思います。
もうちょっと根気よく頑張っていけば、リアル冒険の書にクリアの文字を書き込めたかもしれないと思うと、ちょっと勿体なかったかもしれません。

ちなみにゲームボーイ版は「1」の次にやろう、と思っていたため全然手を付けていません。


結局ファミコン版もクリアしてないよ!

ジャンル:RPG
オススメ度:☆☆☆☆
今やると単調かもしれませんが、歴史を感じる意味でもやっておいて損はないと思います。