こんにちは。Elmarです。

 

今日の記事は、私の持病である潰瘍性大腸炎ネタになります。現在の薬剤療法に至った背景を纏めました。

 

潰瘍性大腸炎は、「治る」病気ではないと言われていて、大腸に炎症が出ている場合は、まずその炎症を治め、炎症がでていない「寛解期」を長く保つことを目的に薬剤療法が用いられます。寛解期を保つのは、生活の質を保つためだけでなく、大腸ガンのリスクを下げるためにも大切であると医師に言われたことがあります。

 

私の薬剤療法の変遷は、サラゾピリン→Mesalazin→Remicadeです。再燃して、症状が悪化した時は、ステロイドも使いました。もちろん、それぞれの薬の投与量は、その時々で変わります。

 

サラゾピリンは、2007年に病気が発症した時に日本で処方されました(関連記事)。渡独して、Mesalazinを勧められ経口薬と座薬を、時期と場合によって使い分けたり、両方使ったりしていました。3年くらい前から、Mesalazinが効かなくなり、抗TNFα抗体製剤であるRemicadeを投与しています。当初、8週間ごとの投与だったのです、再熱をきっかけに6週間ごとに変わり、最近調子がよいのでまた8週間ごとになりそうです。

 

先日の記事で、かかりつけの病院を変えたきっかけが、3年前まで通っていた総合病院が当時新薬だったEntyvioを勧めてきた事だと書きました。薬剤療法が経口薬・座薬から点滴に変わるのは、患者にとっては大きな変化です。定期的に病院に行かなくてはならず、数時間拘束されるので、その時間を確保する負担も増えます。場合によっては、自己負担額の問題も出てくるかもしれません。当時、私は、Entyvioにサクッと変更することに抵抗がありました。そこで、夫と共に、計3人の医師に会いに行きました。そこで私が理解したことは、下記の点です。

 

・Entyvioは、(当時)新しい薬なので、副作用等や効果に対するデータが他と比べて圧倒的に少ない。でも、市場に出ているのだから、投与の安全性は認められている。

・どの患者にどの薬が合うのか、結局医者も投与してみないと分からない。医師は、それぞれの判断で、薬を決めているにすぎない。

・Remicadeは、すでに多くの患者に受け入れられていて、これまでの実証データ・研究も蓄積されている。今通っているクリニックは、Remicadeを用いた、長年の治療経験があり、この薬を信頼しているので、私に勧める。

 

3人の医師と話した結果、最終的に、今通っている専門クリニックでRemicadeを用いた治療に移行することにしました。コロナの予防接種もそうですが、専門的なことは私には理解・判断できません。でも、担当医の言っていることに何等かの形で納得してから治療を進めていきたいと思っています。

 

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