約束通り戻ってきてくれた男性が、私のバイクをバンの屋根の上に載せ、テープ2本でずれないようにうまくとめてくださった。ずうずうしく助手席に乗せてもらい、自宅の方に向かってもらった。

 

何かカチャカチャ音を立てるモノが荷物室に乗っていた。土木工事関係者っぽい感じ。お時間大丈夫ですか?と聞いてみたら、自営業(測量士)で今日の用事はすんだので、大丈夫とのこと。あまり聞きすぎるのも悪いし、どう会話しようかと考えていたら、ロードバイク回収サービス担当からの折りかえし電話が来た。いま、親切な方に送ってもらっている旨伝えた。

 

とりあえず病院をどうするか決めないとと、♯7119にかけてみた。説明すると、自宅近くの救急病院を3つ紹介してくれた。

 

そのなかで後々を考えて通いやすそうな救急病院(かかったことはない)を選び、電話すると「今受けられるかどうかドクターと相談する」とのこと。その後「初診の場合特別料金がかかるし、今来てもらっても手術できるわけではないから、かかりつけの地元の整形外科を受診した方が良い。○○整形外科が近いはずなのでどうか?」。

運転している親切な方に、その整形外科でおろしてもらうようにお願いし、楽しい話でなくてすいませんと謝った。

 

自転車だと2時間ぐらいかかる距離なのに、車だと早い。整形外科の前で自転車を下ろして駐輪場にセットしてくれて、「せめてガソリン代だけでも」とお礼を渡そうとした私を制してそそくさと帰って行かれた。お名前も聞けなかったけど、本当に助かりました!ありがとうございました。

 

整形外科に入ると、待合室が混んでいた。順番にお呼びしますとのこと。
(つづく)