2021年の秋、オフロードで転倒して左手首骨折。折れたところより手首の小さい骨たちがずれてしまったのが問題で、いまだに手首のリハビリ中。左手首は思うように曲がらない。

 

 でもオフロードをやめようなんて気はさらさらなく、最近はMTBのゲレンデに行ったり林道やグラベルを探して走るような遊びばかり。仕事、ボランティア、実家の用事と忙しい中、この日しか空いてないからと気が進まないながら北の方に40キロほど走り、地図で見つけた山の中の道を偵察に行った。


 寒い日でルートも悪くて(夏に走れる川沿いの涼しい道)身体が冷え切ってしまった。お店とかがあまりない場所で、暖かく休憩できるカフェを検索してのぞきにいったが3件とも年末の休みに入っていた。ハンガーノックがヤバいので、持参のおにぎりを食べようかと思ったが、屋外で食べる気になれない寒さ。

 

 折り返し地点のいつものコンビニでスープを買って、そこの駐車場でおにぎりと一緒にmgmgして、少し復活(途中は雨がぱらつく曇りだったが、日差しが出てきた)。

 

 いよいよ山に入る道を探そうと引き返す方向に走り出す。が、日差しが丁度まぶしい向き。寒さで調光サングラスが真っ黒な中、サイコンの小さい画面が見えづらく、右手でサングラスをずらしてサイコンをのぞき込んだ。

 

 その瞬間、路面の溝にタイヤ(ノブのあるボコボコしたもの)がとられて、ハンドルが切れる。左手で軽くおさえていただけのハンドルが切れ、油断していたところの不意打ちで、体勢を立て直せず右に転倒。気づくと道の真ん中に倒れていた。

 

 地面に右ひざ、右腰、右肩を打ち付けた。やっとのことで起き上がり体育すわり。道の端に移動しようにもその気力がない。右の鎖骨が逝っているようだ。でも起きて移動せねば!

 

 丁度その時通りかかった梯子を積んだバンの運転手さんが、自転車を道端に移動してくれて、「大丈夫?救急車呼びますか?」と聞かれたので、大丈夫ですと何とか立ち上がる。その方は「ちょっと用事があるので離れるけど、戻ってくるので待っててね」と親切に言ってくれた。

 

 とにかく風もあって寒い。動き続けて丁度ぐらいのサイクルジャージしか着ていないからあたりまえ。待っている間に自分でできることをしようと、自転車保険の会社に電話した。ロードバイクを回収してくれるサービスがあるはずだ。

(つづく。キーボードを打つのもしんどいので…)