・・・ 承前
。。。
兄弟と仲直り。正義と恵みの業。
神の掟をことごとく守る。
主にはむかう心を捨て、新しい霊と心を身につける。
主よ、あなたは豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。
主よ、あなたはそれを実現してくださる。
主の言葉を守って兄弟と仲直りする人は、必ず生きる。
死ぬことはない。
。。。
自作短歌紹介(その21)
鈍色の半月庭に影を射し
ススキ萌えいでて 蟹這い回る
。。
万葉集より。巻14
恋しけば袖も振らむを武蔵野の
うけらが花の色に出なゆめ
。。
“恋愛歌は女からのものが自然に発達したのは、芸妓が
踊り、楽器をかなでる時に歌ったためであろう。“
は、「雑談の夜明け」(西脇順三郎氏;講談社学術文庫)。
。。
「萬葉集研究」「萬葉秀歌」「万葉集鑑賞事典」ともに
この歌の解説もないし、西脇氏のも恋愛歌一般。
そこで、
恋しけば形見にせむと吾が屋戸に
植ゑし藤浪いま咲きにけり
(万葉集巻8)。
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で自作推敲。
先ず位置。
恋しけば ・・・条件 (×)
袖振る、形見にせむ ・・・行為 (×)
武蔵野の、吾が屋戸に・・・場所 (△)
うけらが、植えし ・・・花の修飾語(×)
花の色、藤浪 ・・・花 (△)
出なゆめ、咲きにけり・・・行為 (○)
評価は自作を比較してのもの。
で、即興で作った歌、
侘しさにいでにけるかな川上の
影無きススキ痩せ細るかも
迷いぬる。
言い訳の様に万葉をシャッフル。
恋しけば袖も振らむを吾が屋戸に
うけらが花のいま咲きにけり (音的に×)
恋しけば形見にせむと武蔵野の
植ゑし藤浪色に出なゆめ (音的に△)
。。。
写真は名古屋。
新年、コスモス会のとき。布池教会。
10月カトリック南信地区大会。
何も聴いてません。
国道の車の音だけ。
少し前帰って来ました。
事情からタクシー通勤。
。。。
主のお恵みが皆様と皆様のご家族に御座いますよう、
お祈り申し上げ。
主への賛美と感謝と共に。
2012年3月1日 乗倉寿明 記す