出逢いの大学 千葉智之
最近のビジネス書で増えている人脈構築術に関する書。
その中で、サラリーマンが書いた本というのは、珍しいかも。
千葉氏は、大手ゼネコンからリクルートに転職された「普通」!?のサラリーマン(私もリクルートにいたので、「普通のサラリーマン」とは言いづらいのですが・・・)。
そんな普通!?の千葉氏が、「普通」から抜け出した人脈術の本です。
サラリーマンが、「将来の不安」を払拭するには、2つの能力が必要不可欠だそう。それは、専門分野で仕事をする能力である「ワークスキル」と、人とのよりよい関係を作っていく能力「コミュニケーションスキル」。この「コミュニケーションスキル」の集大成が、よりよい人脈。
ということで、千葉氏は、意識的に人脈構築をしてきた結果、「本物の人脈」ができたそうです。
確かに、意識をして人脈をつくることをしていなかった私と千葉氏とはとても大きな違いが結果となって現れているように思いました。何事も意識的に、戦略的に進めなくてなりません。とくに、人脈の大切さを知っているのなら・・・。
人脈は1日にしてならず
上のレベルの環境には「慣れる」しかない。背伸びをして付き合ってみる
人脈は一直線ではなく、予測不能な巨大なクモの巣
見返りなんて期待せず、人が喜ぶことをやってあげること
合わない人がいても我慢して初対面をとにかく続ける→大切なの場慣れ→量が質に変わるときがやってくる
自分でイベントを主催してみる(千葉氏は、SNSを利用し週一のパワーランチやパワーディナーを主催)
SNS・ブログなどを使い、情報を発信する(情報は発信するところに集まってくる)
交流会への参加(心得①料理はほとんど食べない②記憶に残るキャッチフレーズを持つ③主催者に紹介してもらう)
チャンスは人にのってやってくる
人脈というワードは、なんとなく嫌な気がして、意識的にどうこうしようと思わずこれまで過ぎてきてしまい、最近になってほんとに反省しています。
人脈を持つということは、会社や家柄などの肩書きを脱ぎ去ったとき、ただ一つの自分というものについてくるものなのですね。会社を辞めたら連絡をとらなくなったり、相手にされなくなったり!! というのでは、寂し過ぎます。更なる自分磨きと意識的な人脈作りは大切だと改めて気づかせてくれる一冊でした。