既に第2作「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか
」が話題になっていますが、
まだ第1作目「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」を読んでいませんでしたので、まずはこちらから。
タイトル勝ちな本かと思っておりましたが、会計にかんする基礎知識を分かりやすいストーリーで展開してくれているので、すんなりと読めました。山田真哉さんの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」にちょっと似てます。
経営者でなくても、投資家としても会社の経営状況を見る目を養いたいものです。
そんな観点からも、勉強になるのでは・・・。
会計の使命は、会社の活動を「可視化」すること
会計は「隠し絵」・・・隠し絵の存在とその解読方法を知るべき
損益計算書・・・どの収益とその費用を比較するかで、差額としての利益(損失)の意味は異なる
バランスシート・・・左側は現金と現金製造機そのもの(固定資産税)と、現金製造機の内側(流動資産)が描かれている【資金の運用状況】、右側は資金の調達先
キャッシュフロー計算書・・・営業CFの使い道は3つ。投資CF(固定資産の購入)、財務CFの(銀行借入の返済と配当金支払い)
経営サイクル(PDCAサイクル)・・・①Plan 予算 ②Do 業務活動 ③Check 月次決算 ④Action 是正処置
限界利益と固定費が分かれば、会社の利益構造がわかる(損益分岐点売上)
ブランド価値、ブランド会計
粉飾決算の見分け方・・・バランスシート3期分比較し、大きく減ったり増えた科目に注目。勘定科目(在庫、売掛金、仮払い金、繰越資産など)は、粉飾に利用されやすいので注意
戦略的意思決定・・・長期的な視野で、何を実行し、何を実行しないかを選択し、経営資源を集中する意思決定
戦術的意思決定・・・短期的な視点で、現実に起きた課題(障害物)にどのように対処するかの決定
バランスト・スコアカード(BSC)・・・4つの視点①財務の視点②顧客の視点③業務の視点④学習と成長の視点
オススメ:★★★