カラスが鳴いたら帰りましょう -10ページ目

カラスが鳴いたら帰りましょう

主に思考。作詞など
浅ハカニ吠エルの歌詞。


また誰かの叫びが聞こえる
肩を叩かれる
もう耳を塞ぐものはない
もう逃れることはできない
当たり前の日々を思い出し
振り返らないでいた自分自身から
意識が身体をすり抜け走っていく
何もできないことはわかっている
わかっている
時間はまってはくれない
無心という重力のなかで
終わりを待つだけならば
せめてこの手で
この脚で
この命で
その鼓動が止まる前に

(ただひとつ
繰り返す音は懐かしく響く)


頭の中ではいつでも
見ていた 影は
幼い頃見ていた 夢のように
笑ってくれていた
瞳は 映さない現実というものをすべて
奥へ その果てはもっと暗い海泳ぐ
誰か
教えてよ
生まれた
そのわけを


心が潰れていく
前頭葉がなくなる
悲しい知らせの
ゆくあては無い
会えなくなったら
破ってしまえ
だってそこにもう
”彼”はいない
本当の”彼”は
誰の傍にもいない
それでもまだあると信じていた
知らない道で迷いながら
罪悪感と安心感と痺れてく身体を残しておく場所は探しても探しても見つかる事はない道標もない記憶も無い姿も無い形もない声も無い心もない

それは目にはみえない影だから