こんばんは。

 

今日は、お菓子作りで面白い実感を得たことを書いていきます。

 

数か月前から天然酵母でパンを作っているのですが、

新鮮で良い酵母を維持するために次々と継いでいくことになります。

ということは、天然酵母の元種を使っていくことになります。

 

元種とは、

天然酵母液と小麦粉と混ぜて発酵させた

膨らませる元になる生地というか生き物みたいなものなのですが…

ともかく、その元種が出来るので、使わなくてはならない。

 

同じパンを作るのも飽きて、

ピザやフォカッチャも作ったし、

お菓子類として、スコーン、パンケーキにもチャレンジしました。

 

けれど、まだまだ出来てくる元種。(作っているのは自分なのですが)

 

今日はその他に、

何とかせねばと気にかかっている、消費期限が近い米粉

冷蔵庫にあったバナナ

 

それらを消費できる、バナナケーキのレシピをネットで探しました。

 

実は、卵、バター、牛乳を入れないという条件もあり、

参考に出来るレシピはありませんでした。

 

これはもう、自分でやってみるしかない…という考えにたどり着きました。

 

その結果、

天然酵母の元種116g

米粉150g

バナナ1本

豆乳150g

ごま油60g

甜菜糖60g

海塩1g

 

今まで作ってみたパンやお菓子を参考に独自に手順を考えました。

 

元種はどんな動きをするのかや活動する時間

米粉の働きや特徴

油を入れる意味

砂糖の作用

豆乳(水分)の配合

 

などなど、、今の自分の知識を総動員して、やってみました。

なんて、ただ分量を決めて、混ぜて、発酵時間を取って焼いただけなのですけど。

 

出来ました。

ボチボチ膨らんで、中までしっかり焼けました。

 

米粉なので外側がカリッモチッで、中はしっとり。

 

やってみて、予想以上に感動している自分がいました。

 

 

というのは、自分の中にあるものを見つけたからです。

 

まずは、

誰かの(外の)情報を参考にしなくては

という思い込み。本当に何気なく持っていました。

 

だから、他の人のブログを見たり、レシピを探したのですね。

でも、自分が欲しいものって、ないんですよね。

自分でやる、それが一番なんだと、改めて思いました。

 

そして、

上手くいかなかったらどうしよう

という、変な躊躇。

 

ダメだったら、あ~ダメだったで終わりなのに、なぜか踏み切れない。

材料費など、ぐるぐる悩むほどでもないのに。

普段の、何気ない思考の中に、ちょっとしたブレーキがあることに気づきました。

(使い切るとか、無駄にしないという信念も作用しているとは思います。)

 

 

そんな内観をしてしまうほど、感動したのですが、

それは、やってみて、すごくエキサイティングに感じたからです。

すごく、面白かったのです。

天然酵母は発酵に時間がかかるし、膨らみも未知数だし、とにかくどうなるか分からなかったので。

 

ああ~ごま油はこの量でこんなまとまりになるのか~とか

時間を置くということは、バナナの黒ずみは濃くなるんだな~とか

米粉でもこのぐらい膨らむんだな・・・とか

 

なにより、自分で決めた分量で、こういう風になるのか!と新鮮に感じたのです。

 

と同時に

今まで、他人のレシピで作っていたから

写真のようにできたかなとか、正解はこういう味なのかな?とか

自分で作っていたのに、実感が薄かったことに気づいたのです。

 

おかずや他の料理では、自分流で作りますが、

お菓子は、分量や工程で出来上がりに差が付くので実践してこなかったのです。

砂糖を減らしたり、重要じゃない材料を抜いたりはしてきたけど、基本レシピに従っていましたから。

 

今回、自分でイチから作った感を持つことが出来ました。

誰かのレシピで作るより、自分のレシピで、感動したのです。おーこういう味か!!と。

(多分、美味しくなくても納得すると思います。)

そして、なんだ、出来るじゃん!と思えました。

出来ないとは思っていなかったけれど、やろうとしてこなかった、と分かったのです。

 

思いもよらない完成品(期待もしていなかったから)に嬉しくなったのです。

お菓子作りだけじゃなく、いろんな分野で、

自分の中にはないと思い込んでいるものでも、新しく出来る可能性はある

そう自信が付きました。

創造性の側面を理解出来た気がします。

 

もっと、いろんなものを作ってみたくなりました。

 

お読みいただきありがとうございました。