翔は数日を掛けて準備した料理を食べてもらいたくて私を家に招いた。初めて会うのに家は嫌だと言ったが、結局は押しに負けてしまった。翔の家の近くのコンビニで待ち合わせをし、初めて会った。清潔感のある外見、声、匂い。お互い緊張感を醸しつつ会話をし、バイクに乗って翔の家へ。
翔は小料理屋で働いていただけあって、料理が上手いかった。ふわふわの卵焼き、丁度良い出汁加減の味噌汁。キノコのサラダ。マグロのソテー。どの料理も美味しかったけど、その中でも私の胃袋を鷲掴みにしたのは豚キムチのマヨネーズ掛け。マヨラーだった私は、この料理で完全にやられた。
お酒も進み、一気に2人の距離は近くなる。
ベッドの中で翔は心の底から溢れ出る笑顔で言った。「今日から彼氏、彼女だね」私も嬉しかった。