猫の話 -村上春樹さんの『猫を棄てる 父親について語るとき』の感想に代えて-!! | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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音楽でも文学でもその他の諸芸術でも、稀にそれを受容する事でその世界に没頭したり分析をする事よりも、その作品自体の真似事をする衝動を受け手に喚起するものがある。

私にとって今回の村上春樹の新刊はその種のテクストだった。

たとえこのテクストが「村上春樹研究」のフィールドをさらに活性化させる種類のものであったとしてもである。

このテクストは村上春樹の作品群に散見される「冷徹な男性像」を掘り下げるに当たっては非常に貴重な文章である。

しかしそれよりも、私としてはこのテクストの題名や冒頭に記されている、村上春樹とその父親と飼い猫の顛末に倣って、幼少期に自宅で飼っていた猫について綴ってみたくなったのだから、ご容赦頂きたい。

物心が付いた頃に、私には主に祖父母が暮らす実家と、その近所に父親が借りていたマンションの二つの家が有った。

朝起きると父に連れられて祖父母の実家に向かい、朝食が終わると祖母に連れられて保育園に向かう、という按配である。

そして夕方に祖母が迎えに来て、祖父母の実家で夕食を取ると、仕事から帰宅した父に連れられて父のマンションで一日を終えるという流れである。

一時期、生活の殆どを祖父母の実家で過ごしていた事も有ったが、細かな変遷は憶えていない。

そんな祖父母の実家には、スケピーという雌猫が居た。スケピーは非常に気性が荒く、子供の私が少し触れただけで爪で引っ掻かれたり、噛み付かれたりした。ふと撫でようとしただけで、右腕が血塗れになる程に爪で引っ掻かれた事も有った。

そんなスケピーを溺愛していたのは叔母であったのだが、スケピーは祖父母の実家に於いては自分は祖父母の次に偉いとでもいうように振る舞っていた。

スケピーは祖母が愛用していた旧式の大きなミシンに掛けられた紐で首を繋がれていたので、縁側より外には出られなかった。

稀に猫を自由に外に出させないのは虐待であるというような意見をSNSで見掛けるが、外に出せば他の猫との縄張り争い等にも巻き込まれる訳で、純粋に飼い猫を長生きさせたいのなら我が家のように外には出さない飼い方も一理が有るように思う。

私が保育園の年長の暮れに祖父が亡くなると、実家を建て直す事になった。

その為に小学校に入って直ぐに仮住まいに引っ越し、その年の夏休みに実家の建て直しが終わると家族全員が新しい実家で暮らす事になった。当然、父もマンションを引き払った。

その年の秋に、スケピーは老衰で長い一生を終えた。

スケピーが死んで暫くすると、叔母が公立の動物愛護センターからスケピーと同じ雌の三毛猫を引き取って来て、一緒に暮らす事になった。

叔母は別宅で住んでいたのだが、猫に会う為に夜になると実家に顔を出すのはスケピーの頃から変わらないルーティーンだった。

新しい雌の三毛猫は、ピータンと名付けられた。

ピータンは生まれたばかりの子猫で、私や弟にも直ぐになついた。

叔母の談によると、動物愛護センターに居る猫はその後の運命に薄々気付いている為に、叔母のような引き取り手が選びに来ると我こそはと争うように自分を選んでくれと必死に鳴くのだそうだ。

そんな中で叔母が選んだのが、同じ雌の三毛猫でスケピーの面影が有ったピータンだった訳である。

ピータンは紐で首を繋ぐどころか、完全に外には出さないように育てられたので、非常に気弱な猫に育った。

例えば家族の誰かがピータンを抱いて外に出ると、放されないように強く抱き付いて来るという按配であった。

何かの弾みで間違って家の外に出てしまっても、家のドアが開くまで辛抱強く待っているような、家の中が大好きなというよりも、家の中にしか自分の居場所が無い事をよく自覚していたのがピータンだった。

昔、或る女性に「愛情深い人ね」と言われた事が有るのだが、若しも本当に私が愛情深い人間であるならば、そのルーツはピータンとの日常にも有るのかも知れない。

家族間の事情で、私の大学1年の夏休みにピータンが叔母夫婦の自宅に引き取られる事になったのだが、先述のように猫はとても勘が鋭い生き物なので、その日は実際に叔母夫婦に連れて行かれるまで、ピータンは激しく動揺しながら鳴き続けていたそうである。

数年後に叔母夫婦の自宅に行くと幸福そうに暮らしているピータンが居て、胸を撫で下ろした事は今でも強く憶えている。

そんなピータンが叔母夫婦の自宅で老衰で死んだ事を弟に告げられたのは、まだ私が病気療養で自宅に引き込もって暮らしていた2010年の冬頃だったと思うが、20年以上も生き永らえてくれたピータンには敬意しか無かった。

村上春樹が父親との関係性を明かした本を読んで、かつて共に暮らしていた飼い猫の事を思い出した今日は、私の父の誕生日でもあった。


【主なお薦めミュージシャンのリスト】

リアム・ギャラガー
ノエル・ギャラガー
バーナード・バトラー
エドガー・ジョーンズ
(エドガー・サマータイム)
ポール・ウェラー
ジョニー・マー
ジョン・スクワイア
リー・メイヴァース
スティーヴ・クラドック
マーク・コリンズ
マーティン・ブラント
ザック・スターキー
スティーヴ・ホワイト
レニ
フィオナ・アップル
キャット・パワー
キャッテル・ケイネック
スターリング・モリソン
ニコ
キャロル・キング
マリアンヌ・フェイスフル


【ウイイレの僕のチームの選手一覧】
(※勿論、バイエルン・ミュンヘンです)

1.ノイアー
2.メルテザッカー
3.メッツェルダー
4.ラーム
5.フンメルス
6.ケディラ
7.シュヴァインシュタイガー
8.ノエル・ギャラガー
9.リアム・ギャラガー
10.野本亮一
11.クローゼ
12.バラック
13.シュールレ
14.ダイスラー
15.ゲッツェ
16.クロース
17.C.ロナウド
18.トーマス・ミュラー
19.ロイス
20.ポドルスキー
21.僕の弟
22.メッシ
23.エジル
24.クラマー
25.ドラクスラー
26.フリードリッヒ
27.ミハエル・シューマッハー
28.ラルフ・シューマッハー
29.本山雅志
30.シュターケ
31.ケール
32.キミッヒ
33.レオン・ゴレツカ
34.ユリアン・ブラント
35.松田直樹
36.ユリアン・ヴァイグル
37.大学時代のバンドのドラマーのI君
38.大学時代の一番の親友のN君
39.カイ・ハヴェルツ
40.楢崎正剛
(※このチームに大好きなシェフチェンコやラウールやテュラムが居ないのは、彼等がゲーム内で所属しているレアル・マドリードやACミランやユヴェントスでの存在の大きさをリスペクトしているからです。逆にC.ロナウドやメッシが居るのは、エディット機能で新規作成した選手だからです)


【好きな女性有名人のリスト】

TOKO(松山桐子)
日比美思
本田真凜
酒井夏海
玉田志織
竹内愛紗
平野詩乃
小貫莉奈
蒔田彩珠
宮部のぞみ
石橋杏奈
蜂谷晏海
吉岡里帆
武田玲奈
唐田えりか
稲村亜美
馬場ふみか
新川優愛
山崎紘菜
穂志もえか
宮下かな子
山崎あみ
郡司恭子
畑下由佳
岩本乃蒼
笹崎里菜
堤礼実
宮本佳奈
菅井友香
守屋茜
土生瑞穂
上西怜
高田秋
朝比奈彩
搗宮姫奈
渋野日向子
(※敬称略)


【最も好きなお笑い芸人さんのリスト】

和牛
キャプテン渡辺
TEAM BANANA
紺野ぶるま
河邑ミク
松浦景子
(※敬称略)


【最も好きな作家&人文学者一覧】

夏目漱石
芥川龍之介
太宰治
安岡章太郎
村上春樹
ゆうきまさみ
魚喃キリコ
ロラン・バルト
ジャック・デリダ
ジュリア・クリステヴァ
ボードレール
ヘルマン・ヘッセ
ジェイムズ・ジョイス
レイモンド・カーヴァー
(敬称略)


【みすず書房さんから出させて頂きたい自作の小説一覧】

1.『短編集』として

・先生の御見舞い
・サンデー・モーニング
・ファム・ファタル
・アイル・ビー・ユア・ミラー
・カミング・アウト

2.『ロール・ウィズ・イット』


【好きなファッションブランド】

ポール・スミス
リーヴァイス
アディダス
THE NORTH FACE


【恒例附記】

僕がノエル・ギャラガーにスカウトをされて、
プロのシンガーソングライターになれた場合の作品の構想は以下の通りです。


ソロ名義一作目:『モノローグス』
サンクチュアリーの一作目:『The Greatest Hits』

DISC1

1.First Words
2.Morning Light
3.黒いカーディガン
4.振り返ったら悲しくなるから
5.空の下で
6.美しい花
7.輝くために
8.影も視えなくて
9.冷たい女
10.償い
11.命綱
12.空を見上げただけだった
13.どんなことにも
14.奪還
15.生きて行くこと
16.不確かな予感
17.命綱(ストリングス・ヴァージョン)

DISC2

1.愛して下さい
2.ペルソナ
3.Crazy Love Melody
4.死に損ない
5.レクイエム
6.真実?
7.No More Dream
8.奏でるべきもの
9.ランドスケープ
10.ソング・オブ・ヴェスパ
11.光が射して
12.日溜まり
13.未来
14.永遠
15.ずっとそばに
16.オプティミスティック


サンクチュアリーの二作目:『シュトゥルムドゥラング』

1.ディスクール.1
2.ディスクール.2
3.フライング・アウェイ
4.スタンディング・アローン
5.シュトゥルムドゥラング
6.ジークフリート
7.汚れた指
8.エピファニー
9.リフレイン
10.恋は止められない
11.君のせいじゃない
12.ボタン
13.イマジネーション
14.虚勢
15.激情


サンクチュアリーの三作目:『トゥモロー・モーニング、(アイル・ハヴ・ア・フィーリング)ロスト・フォーエヴァー』

1.ありがとう
2.流れの中に
3.君を想って
4.ピュア
5.オーヴァーグラウンド
6.ブラックホール
7.イヴェント・ホライズン
8.ユニヴァース
9.青の座椅子
10.朝顔
11.昼下がりの背徳
12.流れた星が凍った夜に


サンクチュアリーの四作目:『完璧な幸せ』

1.ロックンロール・スター
2.情況
3.話していたい
4.何処にも行かない
5.少しずつ
6.残像
7.行かないで
8.贖罪
9.自由
10.世界の何処かに
11.晩餐
12.完璧な幸せ


サンクチュアリーの五作目:『New Songs』

1.希望の歌
2.生身
3.euphoria
4.朝の光の中で
5.桜
6.心の扉
7.甘い夜
8.虹
9.君が欲しい
10.愛を求めて
11.君は知らない
12.心
13.Darkness
14.forbidden
15.ワンピース
16.歌姫


サンクチュアリーの六作目:『アフター・ザット』

※以下、収録候補曲

愛?
ピエロ
迎合したって仕方がないから

ためらい
ヒロイン
クリスマスソング
君と話せて
夢に殉じて
小説みたいな僕の人生
シリアルナンバー
君に逢いたい
好きになって良かった君へ
君は正しい


サンクチュアリーの七作目:『失われた瞬間を求めて』

※以下、収録候補曲

失われた瞬間を求めて
幻影
Crucial Moment
君の笑顔は虚飾がないから
純情
この恋はもう終わりにしてしまいたいから
君が緑であの娘が直子で
新しい歌
君は美しい
明日は逢えると願いたいから


サンクチュアリーの八作目:『本命』

※以下、収録候補曲

本命
メビウス
ショートカット
魚喃キリコの漫画みたいに
今日は逢えると思ってなかった
プリンセス
ノスタルジー
嬉しい音楽が届いた夜には
感情
隙のない君
メランコリックな気分に浸って
敗北と訣別の中から
心変わり
夢の中で流れた歌より


サンクチュアリーの九作目:『スタンディング・フォー・ザ・ネクスト・ジェネレーションズ』

※以下、収録候補曲

君にロックを救って欲しい
スタンディング・フォー・ザ・ネクスト・ジェネレーションズ
リテラシー
愛の証明
月に一度の君
正し過ぎるのは疲れてしまう
君の存在を侮っていた
落陽
Anyone Can Be Kurt Cobain
君が何とも思ってないって


サンクチュアリーの十作目:『アウフヘーベン』

※以下、収録候補曲

アウフヘーベン
カタルシス
杏奈
歌にならない恋はいらない?
HEROES
バレンタイン
君の香り
Feelings
デジタルタトゥー
ホワイトデー
美しいものだけが正しい
一番大事なもの


サンクチュアリーの十一作目:『Under the Sun』

※以下、収録候補曲

Under the Sun
ホライズン
あの娘に逢いたくて
好きだよ?
「逢いたい」と「逢いたくない」の間
空の飛びかた
Distance

実存
レーゾン・デートル
愛していたい
猫背
明日はわからない
Endless Days


サンクチュアリーの十二作目:『憧憬』

※以下、収録候補曲

憧憬
変わらないもの
生きる歓び
感傷
少年の日の思い出
邂逅


サンクチュアリーの十三作目:『Explosion to the Out』

※以下、収録候補曲

フィオナ・アップル
追い駆けたい