『TVピープル』と『パン屋再襲撃』 -村上春樹が描く「カフカ的不条理」の萌芽について-!! | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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「カフカ的不条理」という概念については様々な文化人によって諸説が飛び交っているようだが、私が使う場合に於いては文字通りにカフカが描いたような「現実」とされているものの中では物理的に起こりえない状況設定か、若しくは権力による不当で理不尽な状況描写のいずれか以上でも以下でもない事を前提とさせて頂きたい。

私が初めて村上春樹の小説を読んだのは大学3年の夏休みに『ノルウェイの森』であったが、「全共闘世代の癖に悠長に寮で読書なんて詐欺師みたいだな」と違和感を持ったのと、主要登場人物の一人が「俺は時の洗礼を受けていない小説は読まない」と言っていたので、私もこの『ノルウェイの森』を読む必要は無いと感じて本を閉じた。

その翌年に生まれて初めて自分で書いた小説を大学の女性の先輩に読んで貰って、

「村上春樹みたいだった。でも野本君にはずっと音楽を作る人でいて欲しい」と言われて、

村上春樹への良くない印象は大分薄れた。中性的な文体がそんな印象を喚起したのかも知れないとも思った。

結果として私が村上春樹の文学世界に傾倒したのは翌年の春の事であったが、その取っ掛かりとなったのがこの二つの短編集の『TVピープル』と『パン屋再襲撃』であった。

短編集からなら読み始め易いと思っての事だったが、孤独で理不尽な状況に苛まれてもクールな姿勢を崩さない『TVピープル』の主人公に共感をして、端的に言って魂が震えるのを感じた。

その後、村上春樹の全作品を1ヶ月半ぐらいをかけて読破し、更にその後も新作が出れば読み続けて今に至るのだが、彼の文学的キャリアを時系列で概観した時に、彼が長きに亘って描き続けている「カフカ的不条理」の萌芽は正に『TVピープル』や『パン屋再襲撃』であったのではないかと感じるようになった。

勿論、村上春樹の初期の金字塔的傑作である『羊をめぐる冒険』でも政治的に理不尽な状況は描かれてもいるが、「カフカ的不条理」というある種の大袈裟な概念を用いて論じても問題が無いと感じられるのは、『TVピープル』や『パン屋再襲撃』の頃の彼のテクストからなのである。

この文章を書き進める中で自分でも「鼠」や「羊」の存在を考えれば村上春樹の文学的キャリアに於いてはその初期から「カフカ的不条理」は描かれていたのではないかと逆の思いに駆られて着地点を見失いそうなのだが、初めて好意的な印象を持てた村上春樹の作品であるこの二つの短編集への思い入れが強過ぎて私はそれらの中に見られると自分では感じる、村上春樹が長きに亘って描いて来た「カフカ的不条理」の萌芽を強調したいだけなのかも知れない。

しかしそれでも私は、「TVピープル」達に囲まれた状況をクールに遣り過ごしていたその主人公のアティチュードやその状況設定自体に、「村上春樹が描くカフカ的不条理の萌芽」をどうしても読み取りたいのである。

この極めて個人的な固定観念の是非については、私のブログをお読みになって下さっていて、猶且つ村上春樹の作品群もお好きな方々各位のお気持ちに捧げる事をもって、今日のブログの締めとさせて頂きたい。


【主なお薦めミュージシャンのリスト】

リアム・ギャラガー
ノエル・ギャラガー
バーナード・バトラー
エドガー・ジョーンズ
(エドガー・サマータイム)
ポール・ウェラー
ジョニー・マー
ジョン・スクワイア
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スティーヴ・ホワイト
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フィオナ・アップル
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キャッテル・ケイネック
スターリング・モリソン
ニコ
キャロル・キング
マリアンヌ・フェイスフル


【ウイイレの僕のチームの選手一覧】
(※勿論、バイエルン・ミュンヘンです)

1.ノイアー
2.メルテザッカー
3.メッツェルダー
4.ラーム
5.フンメルス
6.ケディラ
7.シュヴァインシュタイガー
8.ノエル・ギャラガー
9.リアム・ギャラガー
10.野本亮一
11.クローゼ
12.バラック
13.シュールレ
14.ダイスラー
15.ゲッツェ
16.クロース
17.C.ロナウド
18.トーマス・ミュラー
19.ロイス
20.ポドルスキー
21.僕の弟
22.メッシ
23.エジル
24.クラマー
25.ドラクスラー
26.フリードリッヒ
27.ミハエル・シューマッハー
28.ラルフ・シューマッハー
29.本山雅志
30.シュターケ
31.ケール
32.キミッヒ
33.レオン・ゴレツカ
34.ユリアン・ブラント
35.松田直樹
36.ユリアン・ヴァイグル
37.大学時代のバンドのドラマーのI君
38.大学時代の一番の親友のN君
39.フェルナンド・トーレス
40.楢崎正剛
(※このチームに大好きなシェフチェンコやラウールやテュラムが居ないのは、彼等がゲーム内で所属しているレアル・マドリードやACミランやユヴェントスでの存在の大きさをリスペクトしているからです。逆にC.ロナウドやメッシやフェルナンド・トーレスが居るのは、エディット機能で新規作成した選手だからです)


【好きな女性有名人のリスト】

松山桐子
日比美思
本田真凜
酒井夏海
玉田志織
蒔田彩珠
宮部のぞみ
石橋杏奈
蜂谷晏海
吉岡里帆
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新川優愛
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宮下かな子
畑下由佳
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堤礼実
宮本佳奈
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守屋茜
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(※敬称略)


【最も好きなお笑い芸人さんのリスト】

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TEAM BANANA
紺野ぶるま
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(※敬称略)


【最も好きな作家&人文学者一覧】

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太宰治
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村上春樹
ロラン・バルト
ジャック・デリダ
ジュリア・クリステヴァ
ヘルマン・ヘッセ
ジェイムズ・ジョイス
レイモンド・カーヴァー
(敬称略)


【みすず書房さんから出させて頂きたい自作の小説一覧】

1.『短編集』として

・先生の御見舞い
・サンデー・モーニング
・ファム・ファタル
・アイル・ビー・ユア・ミラー
・カミング・アウト

2.『ロール・ウィズ・イット』


【好きなファッションブランド】

ポール・スミス
リーヴァイス
アディダス
Pretty Green
THE NORTH FACE


【恒例附記】

僕がノエル・ギャラガーにスカウトをされて、
プロのシンガーソングライターになれた場合の作品の構想は以下の通りです。


ソロ名義一作目:『モノローグス』
サンクチュアリーの一作目:『The Greatest Hits』

DISC1

1.First Words
2.Morning Light
3.黒いカーディガン
4.振り返ったら悲しくなるから
5.空の下で
6.美しい花
7.輝くために
8.影も視えなくて
9.冷たい女
10.償い
11.命綱
12.空を見上げただけだった
13.どんなことにも
14.奪還
15.生きて行くこと
16.不確かな予感
17.命綱(ストリングス・ヴァージョン)

DISC2

1.愛して下さい
2.ペルソナ
3.Crazy Love Melody
4.死に損ない
5.レクイエム
6.真実?
7.No More Dream
8.奏でるべきもの
9.ランドスケープ
10.ソング・オブ・ヴェスパ
11.光が射して
12.日溜まり
13.未来
14.永遠
15.ずっとそばに
16.オプティミスティック


サンクチュアリーの二作目:『シュトゥルムドゥラング』

1.ディスクール.1
2.ディスクール.2
3.フライング・アウェイ
4.スタンディング・アローン
5.シュトゥルムドゥラング
6.ジークフリート
7.汚れた指
8.エピファニー
9.リフレイン
10.恋は止められない
11.君のせいじゃない
12.ボタン
13.イマジネーション
14.虚勢
15.激情


サンクチュアリーの三作目:『トゥモロー・モーニング、(アイル・ハヴ・ア・フィーリング)ロスト・フォーエヴァー』

1.ありがとう
2.流れの中に
3.君を想って
4.ピュア
5.オーヴァーグラウンド
6.ブラックホール
7.イヴェント・ホライズン
8.ユニヴァース
9.青の座椅子
10.朝顔
11.昼下がりの背徳
12.流れた星が凍った夜に


サンクチュアリーの四作目:『完璧な幸せ』

1.ロックンロール・スター
2.情況
3.話していたい
4.何処にも行かない
5.少しずつ
6.残像
7.行かないで
8.贖罪
9.自由
10.世界の何処かに
11.晩餐
12.完璧な幸せ


サンクチュアリーの五作目:『New Songs』

1.希望の歌
2.生身
3.euphoria
4.朝の光の中で
5.桜
6.心の扉
7.甘い夜
8.君が欲しい
9.愛を求めて
10.君は知らない
11.心
12.Darkness
13.ワンピース
14.歌姫


サンクチュアリーの六作目:『アフター・ザット』

※以下、収録候補曲

愛?
ピエロ
迎合したって仕方がないから

ためらい
ヒロイン
クリスマスソング
君と話せて
夢に殉じて
君に逢いたい
好きになって良かった君へ
君は正しい