うかうかしていると、あっという間に日にちがたってしまうので(Time flies...) 先日でかけた横浜・馬車道の展覧会を無理やりアップ。
天狗推参!@神奈川県立歴史博物館
HPより:
テングというと赤い顔に鼻高、山伏姿を思い浮かべますが、実はそのイメージの成立はとても複雑です。中国で流星と考えられていた天狗は、日本では鳶や鷲に変身して人をさらったり、怪しい秘術を行う仏教の敵として恐れられました。一方で、天狗を手なずけて使役する高僧も現れ、修験道と結びついて愛宕権現や飯縄権現など、戦勝祈願する強い本尊として戦国武将たちに信仰されていきます。また、鼻高の天狗は行道の先導役をつとめる王舞、猿田彦など、芸能で用いられる面との関わりも深く、神奈川でも、伝統芸能の獅子舞の多くには天狗が登場します。
本展覧会ではこのように変幻自在な天狗のイメージを中世の絵巻や舞楽面、浮世絵など、国宝、重要文化財を含む約200点の文化財から探り、その秘密と魅力に迫りたいと思います。
神奈川県立歴史博物館には初めて訪れたが、旧横浜正金銀行のレトロで素敵な建物。その内部がまるで魔界のようになっていた(笑)
ちょうど行った日には、入り口広場で「初山の獅子舞」(神奈川県指定無形民族文化財)が披露されており、階段に座って見学。 番いの獅子と天狗が登場するが、舞人はみんな中学生男子。すっかりハハ目線で見てしまった。 勉強やクラブに忙しいだろうけど、がんばって伝統芸能を継承していってほしい~
天狗といえば関西人には鞍馬。関東では高尾山。 NHK大河「義経」では美輪さまが鞍馬の大天狗役だったが、あまりにぴったりすぎてコワかった(爆) 子供に親しいのは「だるまちゃんとてんぐちゃん」(かこさとし)絵本シリーズかも。 じゃあ天狗って何?と聞かれてもいいモノなのか悪者なのかも定かではないが、本展は「わかっているようでよくわからない天狗」を時代的変遷を軸に五章にわけて展示。
第1章 天狗推参! -中国から天狗がやってきた!?-
第2章 魔界転生 -外法と習合する天狗たち-
第3章 天狗のかたち -鼻高天狗の登場-
第4章 江戸時代の天狗 -天狗への眼差し-
第5章 天狗信仰の広がり -天狗の民俗的世界-
仏敵としての鬼神としてもたれされた天狗のイメージが、山岳修験道や神事、芸能と結びついて崇高でもあり滑稽でもある二面性をもち、ついに江戸期には娯楽文化のキャラクターとなっていく過程をたどっていく。初めの鞍馬寺・国宝の毘沙門天像(平安期)から最後の「天狗のつめ」まで、実に面白いモノばかりだった。
memeさんや遊行さんが詳しいレポを書いておられるので、詳細はそちらで(他力本願!)
お二人のブログ
<a href="http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1216.html">memeさん </a>
<a href="http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-2003.html">遊行さん </a>
図録も大充実。じっくりと腰をおちつけて読みたい。
直接天狗とは関係ないけど、岡野玲子「陰陽師」も年末から連載再開するとか。そういえば初山の獅子や天狗↑もヘンバイを踏んでいたな...
次は近くの日本郵船歴史博物館へ。11/28まで、「世界を巡るクルーズ」展
http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/event/cruise/index.htm
横浜トリエンナーレの時に隣のBank Artには来たが、こちらも中に入ったのは初めて。
映画「タイタニック」を思い出すなあ...客船事業の歴史をひもとく展示を見ると古き良き時代を彷彿させられて感慨深い。 飛行機や新幹線は便利だけど、確実に人間の精神上の何かを奪ったと思われる。
「飛鳥II」のクルーズなんて今の私には縁遠いけど、いつかのんびり船旅もしてみたいものです。



