皆さま 大変ご無沙汰しております。
お元気でお過ごしでしょうか。
あっと言う間に梅雨入り、そして梅雨明け、「3.11」から4カ月が過ぎま
した。しかし暑い日が続きますね~。
私たち家族は、東京に避難し、一番の心配事だった2人の小学生も多く
のお友達にも恵まれ一安心したところです。
さて7月第1週に夏物の着替えを取りに久々に自宅に戻りました。
その時、私の友人が業務用?のガイガーを持ってきてくれました。
役場にガイガーカウンターの貸出を要望していたので、渡りに船、
以心伝心で本当に有難かったです。
注目の計測結果ですが、地上1m~10cm位の自宅玄関先で0.7
~0.8μSv/時間、自宅庭の常磐線側で1.0~1.1μSv/時間、
道路で0.4~0.7μSv/時間予想通りの結果でした。役場のモニター
結果は0.4μSv/時間でした。
驚いたのが、自宅内です。リビングでしか計測しませんが、0.8μSv/
時間です。年間7mSv/年間の被曝量です。
田んぼに近い部屋なので、それも影響が有ったのでしょうか・・・・
なぜ・・・
事故翌日から一度も窓も開けていませんでしたので、本当にショック!
です。笑えません。
今まで帰宅時には自宅に入るとマスクを外し、お弁当も食べてました。
ホコリの影響もあり室外より室内のほうが、害が多いいようです。
これから10年も住めば、内部被ばくも含め、楽に100mSv/?年も被
曝する計算になります。大きな余震は数年以内にあるでしょうし、台風や
冬の北風にも被曝の恐怖を覚えます。原発は大丈夫なのでしょうか?
だいたい1~3号機ともメルトダウンして、22キロ付近の自宅に住める
はずもありません。事故の当初の広野町の屋内退避の扱いはなんだっ
たのでしょう?蓋を開けたらふざけた話です。
そして今月中(7月)の緊急時避難準備地域の解除見込みの報道。
「格納容器に窒素注入できれば水素爆発の可能性はゼロ」とのことで
すが、またいつもの無責任な論理です。
原発は”絶対”安全と言っていた東電や国。
原発の安全管理も事故後の周辺住民の避難誘導も福島県民・子供の
健康管理も出来ていない国が、またもや可能性ゼロなどと言っています。
メルトダウン原発から22kmの自宅で、小学生の子供2人とまた幸せな生
活など出来るのでしょうか。地震の度に避難準備ですか?冗談じゃない!
海も山も風も川も田畑も使えない。鉄道もない。のさっぷ岬の先っぽにな
りつつある広野町。
楢葉町以北の双葉郡が戻らなければ、広野町は原発に一番近い町となり
ます。コミュニティは再度復活するのでしょうか?維持できるのでしょうか?
広野に戻る予定の方には悪いですが、ノエルヘアーは広野での再開を断
念しようとしています。緊急時避難区域が解除されれば、学校も再開を検
討していくでしょうが、証明できない健康被害が出てくるかも知れません。
子供は親の選択に従うしかありません。親はそれを十二分に考慮し判断
されるべきと思います。
物議を呼ぶかもしれない内容なので、掲載には悩みましたが、広野町の問
題点を語れる場がないため、ノエルヘアーのブログを使わせて頂きました。
ノエルヘアー 代表 岩瀬治良