過去を抱き留めて信じた道をーばってん少女隊8周年ライブー | being here
はい、と言う訳で8周年ライブを観てきました。

初のキャナルシティ。

※以下、全く私的な公益性皆無の自分語りです!戻るなら今!


8年の歩みと共に

自分がばってん少女隊を知ったのが2017年のたぶん春頃。スターダストの入り口がエビ中だったので、必然的にばっしょーの情報も入ってくるんですよね。

で、「ますとばい!」をサブスクで聞いてみたところ、まあ賑やかで楽しくて良い楽曲が揃ってるんですよね。この辺は当時のビクターがサブスクに乗せといてくれてありがたかったな、と思います。

そして初めてライブを観たのが田舎娘2ndの渋谷O-EASTでした。初ライブでちゃん瀬田がきゅうり🥒持ってたのも今ではいい思い出です。

当時は特典会に行こうという気持ちがあんまりなくて(ほいほい特典会に行く今とは大違いでなんでこうなったのか不思議…)、ワンマンライブが関東である際に観に行くぐらいのスタンスだったんですが、それでも5.19Zeppダイバー、田舎娘3rd、メイソンズとやったカルッツ川崎、田舎娘4thとライブに行くたびにどんどん好きになっていきました。当時は「福岡拠点じゃなきゃエビ中よりもばっしょー主現場なのになー」なんて思ってましたね(今も関東在住なのにすっかりばっしょーが主現場になっててこれも不思議なものです…)。


(ビーナスにかけて🍆とか所長の時代は色々遊んでましたね)(2018.5.19の写真です)



で、当然そういう来歴なのでばっしょーといえばスカコアだし、スカコアのばっしょーが大好きなんですよね。

ところが、皆さんご存知のように、2019年を境にばっしょーの歩みは波乱に満ちたものになります。2019年発売のセカンドアルバム「BGM」を最後にビクターとの契約が切れ、2020年からは自主レーベルで活動をスタートさせることになるのですが、折しも2019年はきいなちゃんの受験専念による活休やそれをきっかけにグループ内での激しい議論が行われたり、さらに2020年春にはありっさが卒業するなど、グループ存亡の危機がありました(そららは「このまま解散するんだと思った」とぐーぐぅのインタビューで答えてましたね)。


そうした中で発表された2020年のアルバム「ふぁん」は、楽曲提供陣を絞り込むと共に、楽曲をスカコア路線から解き放つ選択をします。

この「ふぁん」は楽曲が粒揃いの佳作であり、個人的にもとても好きなアルバムなのですが、中でも「OiSa」が翌2021年の春にかけて有線でバズり倒します。

これがグループの方向性に与えた影響は計り知れないほどのインパクトがありました。そららの卒業とりるみゆ加入という大きな出来事を挟みつつも、その後のばってん少女隊は「和」、「九州」を主たるイメージソースとして楽曲をリリースしてゆくこととなります。「わた恋」、「YOIMIYA」、「虹ノ湊」そして2022年に発表されたフルアルバム「九祭」は、OiSa以降の路線の一つの集大成として、九州を拠点に活動するローカルアイドルグループが、そのローカル性を突き詰めることで確固たる地歩を固めることに成功します。

この方向性は、日本に暮らす人々からすれば九州というローカルをRepresentするものでありつつ、海外からは日本そのものをRepresentする性質を持つものであるという面でも極めて大きな意義を持つものだろうと思います。

(過去記事貼っとくね)



この路線によって楽曲面の評価に加え、コロナ禍にも関わらず新たなファンダムを獲得しグループは一気に上昇気流に乗ってゆくことになります。

とりわけ2022年は、秋に中野サンプラザという過去最大キャパの公演を予定する中で、新路線を前面に押し出して春のツアー、夏のサマソニやローリングストーンを始めとしたフェスを回ることで、ばってん少女隊はおそらく過去最高の評価を獲得しました。


こうしたOiSa以降の歩みは、有線バズりという偶発的な幸運を確実に捉えグループの色として昇華した運営チームの力量と、それに(新体制移行という大きな変化を経つつも)全力で応えたメンバーの努力の賜物であることは間違いありません。



(話が長くてすまんな…)(誰が読んでるんだこれ)(アイキャッチでメンバーの写真貼っとこ)


こうしたこの2年ほどの路線について、個人的には良い変化としてポジティブに受け止めていました。

2021年の温故知新ツアーからわた恋ライブ、2022年の春ツアーを経ての夏フェスと、素晴らしいパフォーマンスを魅せてステージを駆け上がってゆく様子をワクワクしながら観ていました。特にローリングストーンのフェスはスーパーアリーナを実力で踊らせたその姿にこちらまで誇らしく感じたものです。


とはいえその一方で、披露される楽曲が固定化されること、その楽曲は基本的に「ふぁん」以降のものであり、それ以前の楽曲は和路線に合致するものがセレクトされる傾向にあること、その裏返しとして初期スカコア楽曲が披露される機会が激減していったことについてはやはり寂しい思いがなかったと言えば嘘になります。


特に今年は、「九祭」と過去曲をライブで融合させるトライを期待していた部分があったので、春ツアーのセトリで過去曲が(言い方がほんとにアレですが)トッピングのような置き方をされていたのが結構ショックで、あの頃のばってん少女隊はもういないのかなーと思ったりもしていました(正直モチベ迷子でだいぶ病んでました)。


で、今回の8周年ライブを迎えたわけです。

そんなこんなで正直そんなに期待していなかったんですが、セトリで「8年間の歩みの全てがばっしょーの大事な財産」と伝えてくれたことが本当に嬉しかったんですよね。

特にGoing my wayがもう…。リクエストライブの候補から外されていてほんとにがっかりしていたんですが、1部のラストで歌ってくれて泣きましたし、1部終わりに行ったラーメン屋でラーメン食べながらまたちょっと泣きました。

(その時のラーメン)(どうでもいいね)


改めてばってん少女隊を応援していこうと思わせてくれた、愛に溢れた忘れ難い8周年ライブを届けてくれたチームばっしょーにありがとうを伝えたいと思います。

これからどのような未来が待っているのか、メンバーと一緒に観ていきたいなと思います。

とりあえずパリでぶちかましてきてください!


(てかここまで辿り着いた人おるん?)