さて、久々に保育園について。

 

(今更ですが)

うちの子どもたちは、3人とも認可保育園にお世話になっています。

保活の一環で、私はおびただしい数の保育園を見学してきました。

 

長女の保活は10年近く前。

下の2人の保活は記憶に新しい。

 

昔と今で違うな~と思ったことは、

保育園が過剰なまでに保護者に気を使う傾向が見られるようになったこと、です。

これは、認可保育園がどんどん民営化され、「公立保育園」が減ったことと同時に起きていると思っています。

 

 

モンペを恐れすぎている、というのでしょうか

「神様、仏様、保護者様」くらいの空気を感じる保育園もありました。

 

わかりやすい例が、係や役員。

 

長女がお世話になった園は、45年近く前からずーーーっと続く園で、

途中民営化されましたが、文化は大きく変わっていません。

 

そこでは、全家庭が一つの係を受け持つことになっています。

夏祭り係、親睦会係、親子遠足係などがあり、大した負担じゃありませんが、土曜日に集まって準備したり等のお仕事があります。

 

そして、運営係(役員のようなもの)も、在園中1度は受け持つことになっています。

 

最近出来た民設民営の株式会社が運営主体の保育園だと、こういうのがほぼ全く無いんですよね。

「とーんでもない!夏祭りも遠足も何もかも、園が主催します!!

お仕事でお忙しい保護者の方にご負担かけるなんて、一切ありません!」

なんですよね。

 

お昼寝用のシーツの取替えさえ、外部業者に委託してる保育園もあるくらいです。

 

幼稚園に比べ、元々親の負担が極限まで少ない保育園ですが、

ここまで来るとさすがにサービス過剰では?と思っていました。

保育士さんたち、大変すぎますよ。

学校はPTAという隠れ蓑の元に、親に随分いろんな仕事を押し付けてるじゃないですか(爆)

 

それに何より、長女の時の係活動、今となってはいい思い出なんですよね。

適度な強制力(?)が無いと、仕事で忙しい親はどうしても環境に甘えちゃう。

勢い、子どものため・保育園のために何かをした、という想い出も作れなくなってしまわないか。。。

 

更に悪い事に、何でもやってもらうことに慣らされた親は、思い通りに行かないことがあればモンペ化しやすくなりはしないか。

保育園がモンペを養殖してしまわないか。

こんな心配すらし始めて。

 

実際、小学校に入った段階で

「保育園はここまでやってくれた。学校は何もしない!」とクレームを言うケースはあるそうです。

 

働く親を全面的にバックアップし、子どもたちの平日の生活を健やかにしてくれる保育園は心から頼もしいのですが、

どこまでやるのか、って線引きは大切で、奉仕しすぎはお互いのために良くないのじゃないか?

 

そんなもやもやした想いを持っていたんですね。

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今年度、保育園の運営委員を引き受けました。

年に数回、保育園側と話し合いの機会を持ち、より良い保育環境を目指す、というものなのですが、

 

先々週、第一回目の運営委員の際に、この想いをぶつけてみました。

そしたら園長・主任から大きな共感をいただき、

「保護者親睦会を、運営委員と園の協働で開催する」

という試みが決まりました。

 

とても楽しみだし、成功させたいです。