犯行が起きた翌日



菜「おはようございます?」





いつものように出勤すると、

先輩の様子がいつもと違った





菜「どうしました?寝不足ですか?」





金「ん?あぁ菜緒ちゃん。

大丈夫、気にしないで。」





菜「でも、いつもと様子が?」





金「まぁ昨日のことだね。」





菜「もぉ、K2Nのことですか。

終わったことですし、いいじゃないですか

また捕まえたらいいことですよ。」





金「ダメなの。

私は昨日で終わらしたかったの」





菜「はぁなんでそんなに

こだわるんですか」





「警察だからじゃない?」





金「久美さん!!」





久「久しぶりね、美玖ちゃん。」





金「お久しぶりです。」





久「菜緒ちゃん、美玖はこだわってる

わけじゃないの。警察としての任務を

全うしてるのよ。だから、警察として

1人でも犯人を逃せば悔しいの。」





菜「…」




久「つまり、1度逃せば次は無い

ってことなの。

1回警察から逃れた犯人が、次に何かを

起こすことは少ない。

静かに世の中に消えてしまうこと

多いからね」





菜「なるほど





久「そんなことより、いい話を

持ってきたの!暗い空気じゃダメだよ〜!」




金「いい話?」




久「ほら、あなたも早く入りなよ」





そう言って久美が呼んだのは

若林署長だった





金・菜「「おはようございます、署長」」





若「おはよう





久「じゃあ、全員揃ったところで

この紙を3人に渡す」





ポケットから封筒を取り出して、

3人にそれぞれに手渡す





金「まさか





菜「なんですか?」





金「人事異動ってやつだよ





菜「え





久「いいから早く開けなよぉ〜」





久美に言われ、少し緊張しながら開ける





菜「えっわ、私が昇格!?」





金「嘘、私がここの署長!!!」





久「2人ともおめでとう。

菜緒ちゃんは研修期間が終了して、

本当だったら別の警察署に行くところ

だったんだけどこの街があなたに

似合うみたいね。移動せずに、

このままここに残れることになったの」




菜「やったありがとうございます」





久「そして美玖」




金「はい





久「よくやった。今までの実績、対応力、

警察としての責任。全てを本部に

認められたみたいね。これからここの

署長として、この街を守ってね♪」





金「分かりました全力でお守りします」





久「もぉ〜、堅いんだから。

もっと笑って!嬉しいことなんだから!」





金「はい…(笑)」





久「そうそう!」





菜「あのっ若林さんは?」





久「業務放棄で交番勤務に降格。

初心に戻るってことよ。」




若「はぁ





金「じゃあ、私たち2人ですか?」





久「違うよぉ〜、さすがに2人は

可哀想だから新人の警察官を配属したよ」





金・菜「「ほんとですか!?」」





久「うん、おいで〜!」





すると、入り口にひょこりと顔を出した






菜(キュン…)





「初めまして、この度日向坂警察署配属に

なりました、髙橋未来虹と申します。

よろしくお願いします」





金「お願いします」





久「ということで、昇格祝い、

配属祝いを兼ねてパーティだぁ〜!!!」





金・菜「「やったぁ〜!!」



to be continue…


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急遽ですが、長かったんで

半分に分けて投稿します!


後編もすぐに投稿です。