milk | 喉の奥に指を突っ込んで

milk

予期せぬ辛い事、堪え難い悲しい事があったときに

励ましをかけてくれる言葉はたいがい


誰しもが時間が解決してくれるよ。それしか無いんじゃない?


優しさでこう言ってくれるけどこれは違うと思ってしまって


時間は解決なんかじゃなく、ただ流れた時間の重みで。流れた水圧で、

悲しみが圧縮されるだけであって、悲しみの質量は永遠に変わる事なくて

記憶の奥へ時間の重さで沈んでくだけで。


時間の流れの重さに抗わず沈めてしまったら
ふとしたきっかけで浮かんでくるその感情を受け止めれるだろうか?


今の悲しさを持続したまま生きてくのがいいのか

今の悲しさを時間で押しつぶしてふいに来る悲しみの塊を喰わされるか