予定帝王切開の大きなメリットのひとつ。
それは産まれる日を自分で選べる事!
本当なら今日、分娩予定でした
何故今日に設定したかと言うと…大変自分勝手な理由がありまして…。
うちの職場は普通に子どもの1歳の誕生日前日まで育休が取れるのですが。
第1子である長女を産んだ時、
「記念すべき娘の1歳の誕生日当日なのに、その日から仕事だからゆっくりお祝いできない!」
と言うのがなんかすごく腑に落ちなくて(贅沢な悩みですが…)
じゃあ1年後の誕生日が土日に来るように分娩日を設定したら良いじゃないか!と
そんな魂胆があって5月19日に帝王切開の予定を入れたのですが…
産まれてきたのは5月17日。
1年後は…金曜日!!!バッチリ仕事です
いやぁ、本当に世の中そうそううまくはいきません。
…とまぁ、無事に産まれた今だからこそ、こんな呑気な事も言っていられるわけで。
帝王切開の手術中、先生に言われたのは
「赤ちゃん結構つらそうだったから、早めに産ませてあげられて良かった。明日明後日まで待ってたら夜中に破水してたかもしれないし、そうなると赤ちゃん危なかったよ」
確かに、お腹の張りは以前から指摘されてた。
でも痛みや陣痛っぽい感じもなかったから、おしるしがなければ普通に家で夜を迎えていたに違いない。
張りが強くても「まぁ明日には入院だし、痛みもないし、まだ様子見で良いか」って我慢してたと思う。
でも、おしるしがあった時にふと、お空の第二子を産んだ時のことを思い出して。
そういえばあの時もこんな感じのおしるしがあって、それからどんどん陣痛が強くなって、夜中に車を飛ばして病院に駆け込んで、救急夜間診察室に入った瞬間に破水して産まれたんだったな、と。
あの時は、第二子は既に10日前にお腹の中で亡くなっているのが分かっていたけど。
もし、今回の子が同じような事になったら…
やっと38週まで育ってくれた命が危ないかもしれない!と。
もしかしたら、お空の第二子が、「このままじゃ妹の命が危ないよ!早く産んだあげて!」と、知らせてくれたのかもしれない…なんて事を思いました。
もちろん、頭では分かってます。
おしるしなんて出産前には多く見られる事で、特別な予兆でもなんでもない。
でももしかしたら…と、思いたい気持ちが自分の中にあるんですよね。
第二子のゆーちゃんを流産して、第三子を一昨日産むまで色んな葛藤があって。
第三子を妊娠するまでは、「こんな悲しい思いをするなら、もう妊娠も出産もこりごりだ」という気持ちと、「でもどうしても、またゆーちゃんに会いたい」「取り返したい」みたいな気持ちがごちゃ混ぜになってて。
妊娠した後は「この子もまた消えちゃうんじゃないか」という不安と、お腹の中で動く子どもを感じながらゆーちゃんのご仏壇に手を合わせる度に
「この子はゆーちゃんの生まれ変わりなのか?」
「生まれ変わりと思いながら、どうかこの子を守ってくださいと手を合わせるのは何なんだ?」
「この子が産まれかわりだとしたら、じゃあ私が手を合わせているこのご仏壇は?」
「生まれ変わりじゃないとしたら、ゆーちゃんは妹の誕生を喜んでいるんだろうか」
なんて、絶対に答えの出ないスピリチュアルな葛藤がずっとぐるぐると頭の片隅にあって。
でも一昨日、元気に産まれてきた赤ちゃんの顔を見た瞬間に、「あ、この子はゆーちゃんじゃない、まったく新しい命だ」と感じました。
そうやって2人を切り離して考える事ができた今だから「おしるしはゆーちゃんからの応援メッセージ」という気持ちになれたんだと思います。
レインボーベビーについては、各々で色んな考え方や捉え方があると思います。
そして、きっとどれもが正解なんだと思います。
ゆーちゃんがお空に帰った時から自分の中でずっと停滞していた心の一部が、やっと動き出した気持ちです