この記事の内容は、様々な資料をもとに書かれています。
内容の中には一部ないしは全体を通して、資料に基づく偏見や誤りがある可能性があります。また、筆者自身による偏見や誤りがある可能性も当然否定できません。
できる限り公平かつ事実に基づいて記事を書きたいと考えていますが、この点を踏まえていただけましたら幸いです。
今回のテーマはアメリカや日本で謎の種が送られている問題です。
はじめに
現在アメリカや日本などで中国から「謎の種」が送られるといったよく分からない事件が起きています。このことについて少し考えたいと思います。
謎の種
現在アメリカをはじめ、日本を含め中国から「謎の種」が送られています。これまで送られてきた種ですが、アメリカの農務省指導植物衛生検査局の調べによりますと、種はカラシナ、アサガオ、白菜、ローズマリー、バラなどの14種が確認されているということです。
日本でも著名人をはじめ、中国から「謎の種」が送られていることが確認されています。
アメリカでは害虫などは確認されていないということです。そもそもなぜ中国はアメリカをはじめ世界中に「謎の種」を送っているのでしょうか。
種については様々な憶測が飛び交っていますが、猛毒を持った植物の種ではないかという話もありますし、それはデマであるという話もあります。
目的
猛毒であるとされる種はジャイアント・ホグウィードと呼ばれる植物のようですが、この種を植えさせることによって、有害な植物を世界各地にまき散らすというというのがやはり有力な説なのでしょう。ただし、これはデマであるという話があります。
実際にもし猛毒の種ならば、本来は著名人に郵送するのではなく、世界各地の在留中国人にこれを送って、その種をバレないように撒かせるのが最も手っ取り早い方法です。
そもそも著名人に「謎の種」を送るという行為は、「危険な種が中国から送られてきた」ということを宣伝する目的で郵送されている可能性があります。
わざわざその国の一般人や著名人に郵送するでしょうか。もしそうするのであれば、工作としては最低レベルのものであり、責任者は即刻解雇レベルだと思います。
私はそもそも謎の種を送った目的が違うのではないかと考えています。それは中国恐怖症を植え付けるためなのではないかと思っています。
中国恐怖症
今回の謎の種の目的は、私は中国恐怖症を世界中の人たちに植え付けることではないかと考えています。実際に中国が世界にとって脅威なのは確かです。しかし、その印象を加速させたいと考えている勢力が、これを行ったという可能性は十分に考えられます。
そもそもこれを中国共産党政府が行ったとしたならば、工作の方法として低レベル過ぎます。繰り返しになりますが、作戦の立案者は解雇もしくは処刑レベルの工作と言っても言い過ぎではないかもしれません。
もし私が中国の工作員であったならば、世界各地に潜り込ませたスリーパーと呼ばれる工作員を使って、彼らに種を撒かせます。今回このような方法を取らずに、一般人や著名人に送ったということの目的はこの場合意味が解りません。
そうではなく、もし私が工作員であり、このような工作を行ったとするならば、まずこの度の目的は「中国恐怖症」を世界中で増幅させることではないでしょうか。もし「中国恐怖症」を世界に植え付けることが目的であるならば、この謎の種を送った勢力は、別の勢力であると考えるのが普通です。
考えられるのはディープステートと、反中であるアメリカの保守派などが考えられますし、他にも中国恐怖症を世界に植え付けたい別の国家である可能性も否定できません。この工作が仮に日本政府が行ったとしても、私は必ずしも否定できる要素を見つけられません。実際に日本政府にはメリットがあります。
とはいえ、日本政府がそういった非道な工作を行うという点については、実感として信じられないという感じもします。中国の民主化運動家だとしても、工作の一種としてはあり得る話です。
いずれにせよ、謎の種を送った勢力は、中国共産党以外にも想定可能です。補足として付け加えますと、中国共産党政府が行ったとするならば、工作の出来としては最悪だとは言いたいです。
他の国や勢力の工作であると考えるならば、目的を十分に達成している可能性はあります。つまり優れた工作だったと評価できます。
中国共産党
はっきり言いますが、中国共産党は戦後アメリカとソ連の支援を受けて中国を統一した勢力です。私はこの中国共産党政権が打倒されることを期待しています。従って私は、仮にこの工作が中国共産党ではない別の勢力の工作であったとしたならば、彼らと利害が一致している部分もあります。
ただし、中国恐怖症を煽るということは、同時にこれが暴発すれば第三次世界大戦や中国で内戦が発生したり、中国が他国へ侵略したりといった戦争を誘発する可能性が生じます。この場合、中国にとって攻撃のターゲットとなるのは日本の米軍基地になります。
中国が暴発した場合、彼らはまずここをたたかなければなりません。
表面的な利害だけでいえば、私はこの度の工作を行った勢力と利害が一致する可能性があります。しかし一方で中国共産党政府が暴発する可能性を想定するならば、日本はかなりの被害を覚悟しなければなりません。
現在日本が中国に人民解放軍から侵攻を受けた場合、それ相応の犠牲を払わなければならず、日本に現在対中戦争を行う力が十分にあるとは考えられません。
従って、こういった現状を踏まえるのであれば、私は今回工作を行った勢力とは利害は一致しません。私がもし工作員であるならば、中国恐怖症を煽るのではなく、内乱に向かわせるというのが上策であると考えます。
このような見地に立てば、この度の工作を日本政府が行ったと考えるのは無理があります。この度の工作は米中対立を決定づけたい勢力であり、かつ、実際にそうなることで彼らのリスクが軽減される勢力であると考えるのが妥当だと考えます。
また、これらとは全く関係がないという考え方もできます。しばしばAmazonから頼んでもいないものが送られてくるということがあったと記憶しています。Amanonで出品する際に、何らかのノルマがあり、このノルマをクリアすると特典が得られるという話を聞いたことがあります。
これらが工作とは全く関係がなく、単に中国人の何でもありの商売人精神が生み出した出来事という可能性も十分に高いのではないかと思われます。
まとめ
現在、謎の種について様々な憶測が飛んでいますが、私は実際に工作員の立場に立って洞察することの重要性を指摘したいと思います。
もしこれが中国の工作員であるならばどうか、また日本、アメリカ、北朝鮮、ロシアといった国であるならばこの度の工作の意味はどういったものなのか、こういった視点に立てば、その思惑が見えてくるでしょう。
今回の「謎の種」を送った勢力が素人なのかプロなのか考えるのであれば、プロが行ったと考えるのが普通でしょう。私は可能性の話ですが、この度の工作が中国または日本が行った工作であると考えるのであれば、この工作はかなり自分たちにとってデメリットが大きい工作であるという点は指摘したいです。
このような視点で考えるのであれば、好き嫌いは別として、私たちは「謎の種」を送ったことによって得をするであろう勢力を想定しなければなりません。
このような工作を「偽旗作戦」といいますが、今回の「謎の種」事件ももし工作であるならば、「偽旗作戦」の可能性が大いにあると考えるのが普通でしょう。
またこれとは別の原因もあります。中国人の利益優先主義が生み出した中国恐怖症とみることもできます。実際に送られてきたという著名人は種を植えてしまったという人がいるわけです。どこか身に覚えがあるところがあるのでしょう。
ガーデニングが趣味だったのかもしれません。そういった業者が、何らかのノルマを達成するために、頼んでもいない製品をかつて注文してきた顧客に対して発送したという可能性は十分考えられます。
もし有毒ではない生物の種であるならば、もしかすると最も高い可能性はこれになるかもしれません。
さいごの一言
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