この記事の内容は、様々な資料をもとに書かれています。
内容の中には一部ないしは全体を通して、資料に基づく偏見や誤りがある可能性があります。また、筆者自身による偏見や誤りがある可能性も当然否定できません。
できる限り公平かつ事実に基づいて記事を書きたいと考えていますが、この点を踏まえていただけましたら幸いです。
今回のテーマは三極委員会です。デイヴィッド・ロックフェラーの働きかけによって誕生した三極委員会は、現在も活動を続けています。
はじめに
三極委員会とは、北米・欧州・日本の協同による非営利の政策協議組織と言われています。この三極委員会は当初は日米欧三極委員会と言われていました。
1973年にデイヴィッド・ロックフェラーの働きかけによって、ズビグニュー・ブレジンスキーを創設者として開始されました。
ズビグニュー・ブレジンスキー
ブレジンスキーはMKウルトラ計画などでも知られているモントリオールのマギル大学をの修士課程を修了し、その後ハーバード大学で博士課程を取得しています。
後にコロンビア大学に移り教授として、共産主義圏の政治・外交などを研究していました。
ブレジンスキーは、一般的なグローバリストの例に漏れず、共産主義から多くの方法を学び、その知識を三極委員会でも十二分に活かしているとみるのが普通だと思います。
ブレジンスキーはその著作の中で、ユーラシア大陸をチェス盤に例えています。ブレジンスキーは、ハロルド・マッキンダーの有名な言葉を引用しています。
「東欧を制するものは中核地帯を制し、中核地帯を制するものは世界島を制し、世界島を制すものは世界を制す。」
昨今、ウクライナにおいて民主化運動が展開され、ヨーロッパを重視する勢力とロシアを重視する勢力とで激しいせめぎ合いが展開されています。
ウクライナの民主化運動においてはオープンソサエティ財団のジョージ・ソロスやネオコン勢力、アメリカ民主党といったディープステートの面々が暗躍しています。
三極委員会もまたロックフェラー財団の主要プレイヤーとして、ユーラシアのチェス盤、あるいは東アジアのチェス盤で、勝利を得るために、そして世界を制覇するために活動しているのです。
決して三極委員会は日本国民のために存在しているのではありません。これは繰り返し言及しなければなりません。
三極委員会はロックフェラー財団やディープステートの利益のため、彼らの世界制覇の野望のためだけに存在しているのです。
このような視点に立ってブレジンスキーという人物を分析する必要があります。
三極委員会設立にかかわった日本人
三極委員会の設立にかかわったとされる日本人で、ロックフェラーが名前を挙げている政治家が大来佐武郎と宮澤喜一です。
後に大来は外相に、宮澤は外相・蔵相・首相にまでなっています。宮澤は首相になったのちに蔵相になっており、日本の財政においての影響力が極めて大きかったことがうかがえます。
別の言い方をするならば、日本の財政は、三極委員会が、ロックフェラー財団が提示した政策を行うことになったとみることもできるかもしれません。
メディアで提示されている主題となっている政策は概ねロックフェラー財団が作り出したものなのです。
この二人以外にも、戦前に共産主義勢力と協力していた近衛文麿の秘書牛場友彦の弟の牛場信彦も三極委員会に関わっています。
初代の委員長は渡辺武で、渡辺は大蔵省の官僚で、戦後GHQのニューディーラーたちの政策を実行する責任者の一人でもありました。IMFや世界銀行に日本を代表してオブザーバーとして出席していた人物でもあります。
他には1974年から経団連の会長になった土光敏夫やソニーの盛田昭夫らが三極委員会に参加しています。経団連がグローバリストの代弁者の役割を果たしていますが、三極委員会の役割は非常に大きいものと思います。
2014年からは、武田薬品工業の長谷川閑史がアジア太平洋地域議長を務めています。長谷川は武田薬品工業のグローバル化にも積極的にかかわり、現在、武田薬品工業のCEOはクリストファー・ウェバーという外国人になっています。
財団法人・日本国際交流センター
日本での活動はJCIE日本国際交流センターが担っています。民間外交のパイオニアということですが、簡単に言いますとグローバリズムを推進するためのエージェント機関というべきでしょう。
ロックフェラーにとってグローバリズムは、否定する余地のない至上命題であり、日本国際交流センターにおいて、ナショナリズムが議論されることはありません。
日本国家に寄生しつつ、日本国家を解体するために活動する団体と断言していいでしょう。
大河原昭夫を代表理事とし、10人の日本人理事と二人の外国人理事によって運営されています。
JCIEでは元外務官僚の田中均がシニア・フェローとなっています。彼は小泉政権下でアジア太平洋州局長として北朝鮮外交で首脳会談を実現させた人物として知られています。
ロックフェラーと秘密結社
三極委員会や日本国際交流センターの会員や職員が、デイヴィッド・ロックフェラーやヘンリー・キッシンジャー、そしてズビグニュー・ブレジンスキーといった三極委員会の設立に重要な役割を果たした面々の秘密の活動についてどれだけ知っているのかは私は知りません。
しかしながら、中にはもちろん、そういった秘密結社に加入している日本人も、これらの組織や関係者の中にはいると考えるべきでしょう。
言い換えますと、カバールまたはディープステートと呼ばれるアメリカの国家内国家の目標と彼らの慣習について知った上で、彼らと協力している人間たちがこれらの組織の中には当然にいると考えられるわけです。
三極委員会の活動がどれほど大きなものかは知りませんが、ロックフェラー財団と関連する他の様々な組織、例えば、CSISやフォーリン・アフェアーズ、そして、それ以外の様々なディープステートの組織が私たちに繰り返しプロパガンダを流し続けます。
私たちは彼らの理想、彼らのグローバリズム、彼らの新世界秩序が、いつの間にか私たちの意志であるかのように錯覚し、情報に飲み込まれてしまうのです。
まとめ
このような三極委員会などの理念に批判的な立場である保守派の面々でさえ、いつのまにか、彼らの代弁者であるかのようなグローバリズムを唱えている場合があります。
それは私たちの脳髄に彼らが繰り返し唱えてきたプロパガンダが刷り込まれているからです。
現在、日本国際交流センターは外国人受け入れのための在留外国人基本法を成立させるために、積極的な移民政策を行うための政策を提案し続けています。
ヨーロッパでは移民政策によって、暴動や犯罪が横行しています。人種のるつぼの国とされてきたアメリカでは、AntifaやBLMの活動によって内戦の様相を帯びていますが、グローバリストは、この機に乗じて警察組織の縮小を提案している有様です。
日本の三極委員会のメンバーも、日本国際交流センターのメンバーもこのような現象には沈黙します。沈黙するどころか、暴動や犯罪を自ら進んで引き込むような活動を行う可能性があります。
彼らの表情を見る限り欧米のグローバリストの小児性愛犯罪者たちのようなことをしているとは思いたくはありません。
いずれにせよ、彼らの理想に反して、実際はロシアから始まる共産主義革命家と同じように、暴動・犯罪・内乱を引き起こし、日本という国家を転覆させる可能性について、今後も言及していく必要があります。
私は、三極委員会も、日本国際交流センターも、今後、日本を転覆へと導く組織だと確信しています。
さいごの一言
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