この記事の内容は、様々な資料をもとに書かれています。

 

内容の中には一部ないしは全体を通して、資料に基づく偏見や誤りがある可能性があります。また、筆者自身による偏見や誤りがある可能性も当然否定できません。

 

できる限り公平かつ事実に基づいて記事を書きたいと考えていますが、この点を踏まえていただけましたら幸いです。

 

今回のテーマはビルダーバーグ会議です。これから少し、ラフな記事も増やしていきます。根詰めすぎると、反動がひどいので。

 

それでは見ていきましょう。

 

 

 

ビルダーバーグ会議

ビルダーバーグ会議というのをご存じでしょうか。ビルダーバーグ会議は1954年から始まった年一度、今風にいえば、世界のインフルエンサーたちが集まって政治や経済、社会について議論する会議です。

 

場合によってはG7サミットよりも影響力があり、G7サミットは実質的にビルダーバーグ会議などで議論されたことについて、各国の首脳が確認する程度の意味合いしかないとすら言われています。

 

ビルダーバーグ会議は、そこで様々な世界での謀略が議論されていると言われています。これについて、創始者のひとりデイヴィッド・ロックフェラーは否定的に論じています。

 

私はこのロックフェラーの主張は正しいと思っています。陰謀論者がいうような議論ではなく、もっと穏やかな議論であるということですが、実際にそうなのでしょう。

 

しかしながら、当然に会議に至るまで、会議の主催者は綿密に議論を重ねたうえで、議題を扱っているわけですから、何も計画がなされていないかといえば、それは嘘だと思われます。

 

様々な財団やシンクタンクが持ち寄った情報を相互に確認する場ではあれ、それは世界のグローバリストたちにとって利益になることのみが話の主題になるのは当然です。

 

そこでは世界中の市民をチェスの駒程度の感覚で、人員の配置や、政策の市民におよぼす影響などが議論されます。彼らの議論には実際には対象となる実在的な人はいません。

 

いずれにせよ、あくまでもビルダーバーグ会議で参加者が見せる顔は表の顔です。

1954年

 

 

 

最初の会議は1954年の5月に開催されました。

 

中心的な役割を果たしたのが、オランダのベルンハルト王子、ポーランドのヨーゼフ・レティンガー、そしてデイヴィッド・ロックフェラーヘンリー・キッシンジャーです。

 

創設者であるベルンハルトは、その広い人脈を活用して世界で影響力のある著名人を招くことに成功しています。おそらく、当時のビルダーバーグ会議と、現在の会議では、その重要性や意味合いは異なっていたのではないかと思われます。

 

当時のロックフェラーは、イギリスの元財務大臣に、アメリカの観点からの意見を提示するように要求され、怯んだと告白しています。

 

回を重ねるごとに、会におけるデイヴィッド・ロックフェラーの役割は大きなものになったと思われますが、当初は招待した参加メンバーは決してロックフェラーの下に位置するような人たちばかりだったわけではなかったものとも思われます。

 

国際主義者ロックフェラー

 

はっきりと国際主義者を自称するデイヴィッド・ロックフェラーが自由貿易主義に与えた影響は計り知れません。

 

彼は当時のアメリカでは保護貿易主義は非常に強い力をもっており、アメリカの企業や銀行は、保護貿易主義に太刀打ちする術がまったくなかったとさえ言っています。

 

1967年にロックフェラーは、ウィリアム・ヒューイットとともに、IBMのアーサー・ワトソンに働きかけ、アメリカ貿易緊急委員会というものを設立しました。

 

2016年に解散するまでに、ECATは保護貿易主義が強いワシントンで、自由貿易主義で対抗するのに非常に重要な役割を果たしました。

 

ロックフェラーは1921年に設立されている外交問題評議会においても重要な役割を果たし、一方で対日政策のために、1973年にズビグニュー・ブレジンスキーを中心とした三極委員会を設立しています。三極委員会の三極とは、北米・ヨーロッパ・日本を指します。現在は広く東アジア全体を指しますが、当初は日本でした。

 

これはロックフェラーが言っているように、完全に対日政策のための委員会です。三極委員会の日本側の参加者は、後に外相になった大来佐武郎、外相、蔵相、首相を務めた宮澤喜一がいます。

 

ロックフェラーの国際主義は、この時期には日本で主流の流れとして定着していきました。

 

 

 

 

 

 

陰謀論

 

ビルダーバーグ会議については世界を支配するための議論がされているなどといった陰謀論がささやかれていますが、私はロックフェラーが否定しているように、会議は表の顔ですので、会議の参加者の繋がりを重視した世界情勢を議論するための会議といったほうがいいかもしれません。

 

もちろん世界をグローバル化するための、秘密結社員たちの会議です。

 

 

 

 

最後に

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご感想などありましたら、気軽にコメントください。

 

 

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