テーマはジョン・レノンです。個人的に高校生の頃から思い入れのあるアーティストです。好きな曲などをピックアップして紹介します。最近はあまり聞いていませんでしたが、私が最も好きなアーティストと言ってもいいかもしれません。
それでは見ていきましょう。
ペーソス
ペーソスというのは哀感・哀愁などとも訳されますが、私はビートルズ時代から醸し出すペーソスからくる愛情のようなものを感じる。それはサイケデリック・ロックに属するジャンルに至るまでが、物悲しさと共感に満ちている。そこには彼が見てきた打ち明けがたい世界から、こちらに語り掛けてくるメッセージ性が読み取れる。
そこには生い立ちからくるものもあるだろうし、ビートルズ結成によって見ざるを得なかったものに対するものもあったのだろう。
彼は実際に多くのものを見てきたのだろうし、それを音楽で伝えようとする意図も確かに見え隠れしている。ビートルズの作品にもいわゆるイルミナティによるシグナルが発信されていますが、そのなかでの葛藤などもあったと思います。
Help! (1965)
Ticket to Ride (1965)
Nowwhere Man (1965)
In my Life (1965)
1967年あたりの曲はサイケデリック・ロックと呼ばれます。この時期のジャケットにはアレイスター・クロウリーなどの描写も見られるように、周囲にサタニズムが入り込んでいることが想像されます。もしかすると、この時期の曲が苦手な人もいるかもしれません。
A Day In The Life (1967)
Strawberry Fields Forever (1967)
Lucy in the Sky with Diamonds (1967)
I Am the Walrus (1967)
All You Need Is Love (1967)
この頃の楽曲に関する描写が、後にソロ時代に登場します。今の時代の子供たちが、I Am the Walrusを聞いて眉をひそめているような動画を見たことがありますが、後にGodという曲で言及されます。
メッセージ
1969年あたりの楽曲には1965から1967年あたりに見られた悲哀が抑えられている感じがします。訴えかけるような感じの楽曲が多いと思います。
Come Together (1969)
Don't Let Me Down (1969)
Because (1969)
Across the Universe (1969)
Across the Universeでは"Jai Guru Deva Om ..."というマントラが唱えられています。ジャンルとしてはサイケデリックフォークとも言われますが、インド宗教の影響を受けていた時期のものでもあります。
プラトニック
ソロ時代のジョン・レノンにはプラトニックな印象を受けます。見つめるという感じでしょうか。
Give Peace a Chance (1969)
Love (1970)
Mother (1970)
God (1970)
Working Class Hero (1970)
Imagine (1971)
Happy Xmas (War Is Over) (1971)
Jealous Guy (1971)
Mind Games (1973)
Whatever Gets You Thru The Night (1974)
#9 Dream (1974)
1980
Woman (1980)
Beautiful Boy (Darling Boy) (1980)
(Just Like) Starting Over (1980)
1980年、午後22時50分、レノンはアパート前で待ち構えていたマーク・チャップマンに拳銃を発砲され、4発が命中し、病院に運ばれましたが23時過ぎに死亡しました。享年41歳でした。ジョン・レノンが殺害されたことについて、CIAが関与していたとも噂されていますが、公式には単独犯ということになっています。
チャップマンは逮捕時にサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を持っていたことでも有名です。サリンジャーの作品の中には匂わす作品もありますが、これについてはいつか記事にできればと思っています。
Watch the Wheels (1980)
Nobody Told Me (1983)
I'm Stepping Out (1984)
最後に
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご感想などありましたら、気軽にコメントください。
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