「グローバライズ」
木下古栗


 

 

12篇から成る短編集






「短編集」としか説明できないよ

コレもう!!



1話目の「天然温泉 やすらぎの里」のラストまで読んで


え?ナニ!?なにが起こった!?


と唖然となり

何度か読み返しました



一編一編は短いのに何度読んでも「!?」の連続

かといって、意味不だからつまんねーともならず
なんか気になって読み進める



この短編には、どんな暗喩が込められているのだろう…
読解力が追いつかない…!


と、もどかしい気持ちで読んでいたのだが
3話目の「フランス人」あたりで

これは意味とか考えず面白く読めばいいんだとハラを決めました笑


深い意味とかあるのかもしらんが、私にはわからん
でもおもしろい


その後は時折ゲラゲラ笑いながら読んだ


ジェロームのリフレインには笑った


誰かの作品を、またべつの誰かの作品に似ているなどと言うことは非常識なことかもしれないが
この短編集にたびたび出てくるエログロナンセンスバイオレンスは
筒井康隆の短編を読んでいるときと似た感覚になりました

意味とか、ましてや教訓とか
ひとりよがりな感想文を書こうとかまったく思わず

ただ現実を離れて物語を追い
「うわわ」とか「ぞわわ」とだけ思っていた高校生の頃を少し思い出しました


怖いもの見たさで、もっとほかの作品も読んでみたいなぁキョロキョロ


 

 



 

 





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