「ファミリー・レス」
奥田亜希子
コレの続きです
第二話
「指と筆が結ぶもの」
鉄平の妻の万悠子は広告代理店に勤めている
対して鉄平は、画家として活動しているが実質的には専業主夫である
親戚の結婚式で万悠子の実家に帰省するが、
年老いた親類の中には鉄平の仕事に眉をひそめる者もいて…

配偶者の親戚という
後天的な家族を描いているお話。
夫婦だって後天的な家族ではあるけど、
いちおう自分が選んでいますよね
でも配偶者の親戚はもちろん選べないわけです
義両親までならギリ結婚前にチェックできなくもないが…![]()
選べずに「家族」になった相手にまで
認めてもらう必要あります?って感じだけど
認めるとか認めないとか言ってくる人はまあ一定数いるよね
妻の万悠子は広告代理店でお勤めしていて収入がある
ちなみに、1話の希恵の職場の先輩
夫の鉄平は収入は少ないが画家で、主夫でもある
それは現時点では夫婦の間では落としどころがついた状態
今後、出産や夫婦の未来を考えたときにはまたズレが生まれる可能性はあるが
万悠子を小さいときから知ってる親戚からしたら
万悠子の現在の生活を心配したり
鉄平の仕事をよく思わなかったりすることもあるだろう
うるせえな、とはもちろん思わなくもないが
それもひっくるめて結婚なんだよなぁ…
めんど
万悠子は、ペットボトルのお茶についてきたオマケや
結婚式の最後に配られるプチギフトも大事にとっておく人
つまり、自分が欲しくて手にしたものだけじゃなく
ついでに手にしたモノも、まるっと愛せる人なのだ
そんな、ちょっと大ざっぱでおおらかな優しさが
結婚生活には大事なんだよねぇ…(
遠い目)
あっというまに秋も終わりそうなイキオイ…![]()


