「ポースケ」
津村記久子
喫茶店「ハタナカ」
女主人のヨシカと、そこに集う従業員、常連客たちのそれぞれの物語
第一話
「ポースケ?」
「ハタナカ」の常連客との会話で
ノルウェーには「ポースケ」なるお祭りがあることを知るヨシカ
名前以外はまったく想像ができない「ポースケ」が、なぜか気になるヨシカ

以前読んだ
「ポトスライムの舟」の続編にあたる小説だということで
「ポトスライムの舟」もあらためて読み返しました!
「ポトスライムの舟」では、働くことの目的が見えないまま
ただ苦しげに働いていたナガセ(ポトスライムの舟の主人公。ヨシカの友人)が
相変わらず仕事を掛け持ちしながらも、ピアノを習ったりしながら
楽しげにしているのはなんだか嬉しくなった
第一章は「ポースケ」という謎のワードとの出会いとともに
喫茶店「ハタナカ」に集う人びとの簡単な紹介の章です
その後の章で、それぞれの人たちが主人公となり詳しく描かれます
私はこの本は
生きづらい人たち、生きてて息苦しい人たちも
自分のやり方で自分の世界をひろげていいんだよ
というお話のように感じました
はーーこれまためっちゃ好きな一冊だった…
なので、後の章についても1話ずつ感想文を書きたい
