ちょっと変わり者の女性、サヨコは
年季の入った一軒家に一人住まいで、たくさんの猫と暮らしている
毎日ネコたちをリヤカーに載せ、川べりを歩き
ネコを必要とする人にネコをレンタルする
「レンタネコ」の仕事をしている。
いろいろな事情を持つ人たちがサヨコとネコたちに吸い寄せられて集まってきて…

サヨコ役が市川実日子さん
「ホットスポット」観てたけど、見た目がほとんど変わらなくて驚く!
どちらかというと
大好きなドラマ「すいか」のゆかちゃん役に近い
元気な感じの役
「かもめ食堂」は大好き
「めがね」もよかったと思う
この「レンタネコ」は…
すみません、
ちょっと中身がないように感じてしまって
中身もなにも、
「ネコをレンタルする職業」なんてもの自体がファンタジーだし
サヨコが、レンタネコは副業で
デイトレーダーや作曲家で大儲けしているという設定もファンタジーだし
ファンタジーに意味とか求めるのは無粋よ〜と
言われるかもしらんが
いや、やっぱ多少意味は必要と思った
「かもめ食堂」で、マサコさんが空港で失くしたはずのスーツケースから
キノコがいっぱい出てくるという謎シーン
あれもあそこだけ観たら意味不明なファンタジーだけど、
それまでにマサコさんの人物像とかが描かれているから
「人生に大事なものはそう多くはない」というひとつのメッセージとして解釈できました
まず明確なメッセージとしては
「ネコはカワイイ、ネコは癒される、ネコっていいよね」
ってことがあるのは確か
それに関しては同意だけども、
だからといって
「ネコを貸し出す」という行為は…
ファンタジーとはいえ扱いがぞんざいすぎんか?
ちなみに、この映画のエンドロール後に
「この映画は猫に配慮して撮影しました」とメッセージがあるんだが
そりゃ無理があるよね笑
この映画に関わらず、
猫に演技させてる時点で負担はかけているだろう笑
あえて言わないほうがよかったような…
主人公がレンタカー屋で
クルマにランクをつけるのはなぜか!?
ネコにはランクがあるのか!?
人間でいうならあなたはどのランクか!?
と、女子社員に詰め寄るシーンがあるんだけど
それも無理があるよな笑
レンタカー屋は商売で、便宜上クルマをランク付けしてるわけで、
自分の愛車ならばどんな車もAランクと言っていいだろうし
それはネコだってそう。
逆に、レンタネコなんて商売してるくらいなんだから
ネコにもランク付けしたっておかしくはない
ヒトのランク付けにいたっては話が飛躍しすぎ笑
でも、俳優やタレントさんなら普通にあるんじゃないですかね、ランク付け。
人気者の芸能人と、同じ事務所の売れてない芸能人をバーターで出演させたりするじゃないですか
あれもヒトのランク付けありきの話ですよね
おとなりの家の意地悪ばあさん役がなぜか
女装した小林克也
というのも意味不明…
まあとにかく…
余計なこと考えないで、
レトロな雰囲気とオシャレな女の子とカワイイネコの
ほんわかな空気を楽しむ映画だと思えばいいのかもしれません
