映画
「カラオケ行こ!」


 

 

合唱部部長の大人しい男子中学生、聡実が

歌ヘタに悩むヤクザ、狂児に歌のレッスンをすることになる

奇妙な友情の物語




和山やま先生の超名作の映画化ですルンルン


 

 


聡実役の少年、良かったです


狂児役は私の中のイメージでは圧倒的に

ちょっと若い頃の桐谷健太なのですが下差し

 

 

綾野剛さんもスラッとしてて良かったです




観始めてしばらくして、

なんかテンポ良くないなぁ…と感じるも



コミックスのテンポの良さが絶妙すぎるので、

まあ映像化で再現するには限界あるか…と思ったんだが



その後もなんか出るわ出るわ


なんですかそのエピソード?っていう



聡実の両親の愛?だとか

ナゾの映画部?の友人だとか



この映画の解説番組があったのでそれも観たら

「原作は狂児と聡実、ふたりのカラオケボックスでのシーンがほとんどなので、

聡実の家庭や学校のシーンを付け加え人物に深みを出した」


ですって。




要らねんだよなぁそういうの!!



だいたいこのマンガの根幹はほとんどがコメディで、



そこにちょっと、

中学生がヤクザという世界の違う人間に対して抱く

恐れや嫌悪だけでなく親しみ、憧れ、友情のようなもの



思春期を迎えた聡実の葛藤(でもこれはあくまで控えめ)




それらを内包しつつも一貫して笑える

というのが大事なんだよなぁ!




家族の愛とか友達との軋轢とか青春の悩みとか

そういうのを押し出した映画ももちろんあっていいですけど、



この原作使ってやる必要あります?

って思っちゃうんだよなぁ




とりあえず、後輩の和田をあんなイミフなキャラにした罪は大きい。



しかし、再現度スゴい!と唯一思ったのが

聡実の父親のビジュアル笑



コミックス持ってる人、見比べてほしい



こんなとこだけ原作に忠実とか笑



で、個人的にはこのマンガ
ふわっと香る程度の
微微微香BL
だと思ってるので


最後の空港のシーンを無くしたのはほんとダメだと思う


あそこなくしたら、逆にそこまでコメディだった意味がないというか


逆に「愛」という言葉をわかりやすく絡めなくていいから
空港で再会するシーンはあったほうが良かった



でも、こういう改変も
いろんな大人の事情が絡んでるんだろうなぁ


ヤクザと中学生の親愛なんて
ヘタしたら突付かれ放題のセンシティブなネタだもんね



なおさらなんで映像化したんだ…?



とりあえず原作読も!下差し