この前、ドラマ「3000万」の話しましたけど
同じく楽しんで観てたドラマ
「団地のふたり」
が、終わっちゃったよ〜!!
めっちゃ淋しい!
ずーっと観てられる良きドラマでした

由紀さおり様演じる佐久間のおばちゃんと
名取裕子様演じる福田さんが裏主人公だと思ってる笑

で、「団地のふたり」って
藤野千夜原作なのですね!
知りませんでした…!
未読です。読みたい…!
「団地のふたり」は未読なのですが
藤野千夜作品はいくつもお気に入りがあるのです(ドヤ)
いちばんのお気に入りは
「少年と少女のポルカ」
に収録されている
「午後の時間割」という短編
18歳の予備校生、ハルコはある朝
「自分は今日から64歳になる」と決意する
ってな感じで、出だしからブッ飛んてる
内容もほぼずっと、
ハルコが予備校さぼったり、親友とタバコを吸ってひたすらダラダラしてるんたけど
私はこれ、自分がリアルに高校生くらいのときに読んだので
めっちゃくちゃハマりました…
私はハルコみたく飲酒もタバコもしてないけど
予備校はたまにさぼって友達とクダ巻いたりしてた
くだらない与太話してヘラヘラしてても
時々ぜんぶに面倒くさくなるというか、疲れるというか
唐突に「今すぐ枯れたい!」と思うハルコの気持ちに共感できた
現在とか、1年先の未来とかじゃなくて、
ぜーんぶ済んで落ち着いてる遠い未来に一歩で行きたいと思う気持ち
全体通して、ハルコの冗談みたいな呟きばかりの物語なんだけど
見えない未来とか、うまく説明できないモヤモヤした気持ちなんかに
うっかり心が震えないように必死にテキトーにしてる感じ
そういうところに当時すごく共感できたし
今でも読むと当時の気持ちが蘇ります