子供がイジメに遭っているのではないかと心配するシングルマザー
赴任してきたばかりの小学校教師
自分はまともではない怪物なのではないかと怯える少年

ひとつの事件・出来事を3つの視点から描き
真実を多角的に表現する
第一部はシングルマザー
第二部は教師
第三部は少年
で、まあ安直にタイトルから
「ほんとうの怪物は誰だ?」って考えるし
「視点を変えればそれぞれがモンスターだ」みたいな結論になりそうになるけど
ちょっと待ったぁ!!🖐️🖐️🖐️
私もわりといつもそういう感想を抱きがちではあるんたが
さすがに今回は違うな
例えば永山瑛太演ずる教師なんですけど、
第一部と第二部で印象が違いすぎて
それは視点が違うだけというにはちょっとムリがあるような。
シングルマザーの安藤サクラがモンペ化するみたいな流れなんですけど、
第一部みたいなクソ教師ならあたりまえかと。
必死で訴えてるのにせせら笑ったりして明らかにやばい教師だもん
対して第二部ではもっとふつうの教師として描かれていて、
そんな感じで対応すれば問題なかったと思うんですよね〜
田中裕子演ずる校長も、
第一部第二部とずっとヤバい人だったのに突然第三部ではまともな感じになってて
これはなんかズルいなーと思った
なにが
観る方の撹乱を誘い過ぎというか。
そして、無意識に
シンママと担任と少年
の中から怪物を見つけようとしてしまうけど
イジメしてる生徒や保護者にろくに説明もせず無理矢理収めようとする学校関係者のほうが
ふつうに怪物ですから。って感じ
と、モヤモヤするんだけど
映像の美しさや音楽
セリフや子供たちの輝きなんかで強引に感動させられてしまう
結末は…はっきりとは描かれないというか
ネットなんかを漁ってると
最悪の最悪のパターン考察なんかもちらほら載ってて
震えました
お花畑脳と言われてもいい!
私はあえて、ハッピーエンドを信じます!!
じゃないと、安藤サクラがあまりにも不憫で立ち上がる気力も出ないよ…!
子役たちすごく良かった
星川くんはマジ天使だと思いました
