「ファースト・プライオリティー」
山本文緒
コレの続きです

「手紙」
とある女性作家に届いたファンレター
作家のかなりディープなファン。

お、おおおう…
コレは怖いかも…!
って思っちゃった
もしかしたら、著者自身がこんなファンレターをもらっているのかしら?
っていうくらい真に迫るっていうか。
このファンは、女性作家と
同い年、離婚歴がある、心療内科に受診している
という共通点から
必要以上に作家を身近に感じていてそれがコワい。
ファンレターといいつつ、
著作の感想というより自分の身の上話。
しかも、まるで
いちファンを超えた親密な関係であるかのような…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
こういう人にとって、
手紙の受け取り主がどう受け止めるかはもはやあまり関係なく、
自分の思いの丈をダラダラひたすらぶつけられる存在に依存
しているんだよなぁ

それこそ、穴でも掘って叫んだらいい内容ばかりなんだけど
自分と同一視している憧れの作家なんて存在がいたもんだから
格好のターゲットというか…
この作家が、このファンレターをどう思ってるかは作中に出てこない。
もちろん当惑しているものだと思うが、
もしかしたら、ここまで自分に焦がれて届く手紙に
作家自身も依存してるところがあったりして…?
そう思ったら、なおさらゾッとしました

さらに、
「自分の想いをぶつけられるモノに依存する」という意味では
私にとってのこのブログも同じことのようにも思えて…
キャーーー(怖)!!
ま、まあブログは手紙と違って誰かに送りつけるわけではないから…ね…
