C級フルーツパフェ
吉川トリコ
コレの続きです
第五話
「君のためにつくった愛のうた」
挫折したり恋したり、裏切ったり
愛を見つけたり
そんな「僕」の半生
超絶ヘタレ男の半生記です（笑）
自分に酔ったような
表面上は美しい文章で語られるんですが
結局は子供の頃から
ちょっとやってみて難しそうなことからはサッサと諦めて逃げ出し
ふらふらと女とつきあって、
ズルズル二股かけたり、
あっちがダメならこっちに戻って、
楽なほうへ逃げるためならたとえ卑怯だろうと全力を惜しまない
そんな僕だけど、
君への愛を囁くよーーん
みたいな話w
ふと思ったんだが
太宰治の「人間失格」を
現代風にポップに描いたら意外とこんな感じだったりして（笑）
この主人公の「僕」は適度に逃げるのが上手く、
死なずとも軽ーーく嫌なことから逃げ出すスキルを持つ
そして、大庭葉蔵は
自分がどう見られているかを気にしすぎて
恥ずかしさのあまり破滅したようなところがあるが、
「僕」は自分がどう見られているかは気にならない
むしろ、自分は他人にカッコ良く見えていると思い込んでいるフシがあるので
自分を恥じることもなく、むしろケロッとしてる
そう思うと、なかなかデキる奴かもしれませんね
身近にいたらブッ叩きたくなるけども笑
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