「家族シアター」
辻村深月
中学時代
「真面目で根暗」グループの姉と
「派手で目立つ」グループの妹は不仲だった
今日は姉・由紀枝の結婚式
妹の亜季は、意外な由紀枝の気持ちを知ることになる

辻村深月×家族がテーマの短編集
エモいに決まってるよね
好みじゃないわけない!
という妙な自信があって、逆に読むのを後回しにしていたくらい(笑)
どうせおもしろいから、
どうしても読む本がないときのためにとっておこう的な

こういうのあったわ…ってドンヨリした
真面目には真面目の、
派手めには派手めの煩わしさってあったよね
声がデカいだけのバカが大人しい人をナチュラルに見下したり
一学年年下ってだけで、当たり前のように虐げられたり
中学時代の不条理が蘇ってきてエモ辛かったw
由紀枝と亜季は
友達になれそうとか好きとか嫌いとかを超えて
もはや自分の一部みたいなもの
自分が嫌ってても、誰かにバカにされたらなぜか腹が立つ
だって自分の一部だから。
普段は嫌いなのに、誰かに褒められたらなぜかうれしい
やっぱり、自分の一部だから。