1979年の邦画
太陽を盗んだ男


 

 ↑DVDパッケージからしていかれてる!


コラ画像かと思った(笑)




無気力な理科の教師がプルトニウムを盗み

自宅アパートで原爆作成!


それを盾に政府にさまざまな要求を突きつける



ね、いかれてるでしょ


でもいいの


 


沢田研二がめちゃめちゃ美しいから

ラブラブラブ



沢田研二演じる理科教師・城戸の

狂気と無気力、妙に常識的でコミカルな感じが絶妙です



城戸はある日、バスジャックに巻き込まれ

そこに刑事の山下(菅原文太)が救出に駆けつけるんですが


 

 若い頃の菅原文太がまたスラッとしてカッコイイの




で、その山下の我が身を顧みぬ勇ましい姿に

心を奪われる城戸


下差し

下差し

よし!オレもやったろ!

原爆つくって政府脅したろ!


となります




なんでだよ!

そこは人助けじゃないんか!



という当然のツッコミは無視して

サクサクと原発からプルトニウムを盗み

自宅アパートにサクサクとお手製の核施設を設置し

ぱんぱかぱーんと原爆完成!




よっしゃ!

次は政府を脅迫ダァ!


とワクテカするも、



アレ…?

どんな要求したらいいんですっけ…?




ズコーー!

となりますが、これもなんかリアルというか



城戸は毎日の生活にくさくさしていたものの

取り立てて主義主張はなかったんですね~



なんかデカいことやりたい

あと、

刑事の山下のことが気になる

というのは確か。



山下とお友達になって、

ふたりで登山にでも挑戦したら気が済んだんじゃないでしょうか…?

と思ってしまったw



ただ、原爆を作ってしまった以上そうはいかん


城戸は警察にムチャな要求を繰り返し 

 

政府を巻き込み大騒ぎになります

 


最後は文太と一騎打ち!(表情w)



暴発を恐れてソーッと扱っていたはずの原爆も


最後はボカスカ振り回しまくりぃ!



沢田研二のターザンロープにはちょいちょい笑わせてもらったw



ツッコミところ満載の映画ではあるのですが



映像が壮大で

70~80年代の街並みや高速道路

カーチェイスなんかが見物です



調べたところによると、ゲリラ撮影してるシーンもあるとか 

滝汗やべぇ!




最後に当然のことながら

城戸は放射能に冒されます

 

この点は、脚本の外せないこだわり所らしく



己の命の期限に気づきながらも

慌てるでもなく、空虚な目で街をさまよう主人公は

観ていて何とも言えない気持ちになりました



現代ではありえない

当時の日本だからこそ出来た奇跡の映画だと思いました