↑DVDパッケージからしていかれてる!
コラ画像かと思った(笑)
無気力な理科の教師がプルトニウムを盗み
自宅アパートで原爆作成!
それを盾に政府にさまざまな要求を突きつける
ね、いかれてるでしょ
でもいいの
沢田研二がめちゃめちゃ美しいから
沢田研二演じる理科教師・城戸の
狂気と無気力、妙に常識的でコミカルな感じが絶妙です
城戸はある日、バスジャックに巻き込まれ
そこに刑事の山下(菅原文太)が救出に駆けつけるんですが
若い頃の菅原文太がまたスラッとしてカッコイイの
で、その山下の我が身を顧みぬ勇ましい姿に
心を奪われる城戸
よし!オレもやったろ!
原爆つくって政府脅したろ!
となります
なんでだよ!
そこは人助けじゃないんか!
という当然のツッコミは無視して
サクサクと原発からプルトニウムを盗み
自宅アパートにサクサクとお手製の核施設を設置し
ぱんぱかぱーんと原爆完成!
よっしゃ!
次は政府を脅迫ダァ!
とワクテカするも、
どんな要求したらいいんですっけ…?
ズコーー!
となりますが、これもなんかリアルというか
城戸は毎日の生活にくさくさしていたものの
取り立てて主義主張はなかったんですね~
なんかデカいことやりたい
あと、
刑事の山下のことが気になる
というのは確か。
山下とお友達になって、
ふたりで登山にでも挑戦したら気が済んだんじゃないでしょうか…?
と思ってしまったw
ただ、原爆を作ってしまった以上そうはいかん
城戸は警察にムチャな要求を繰り返し
政府を巻き込み大騒ぎになります
最後は文太と一騎打ち!(表情w)
暴発を恐れてソーッと扱っていたはずの原爆も
沢田研二のターザンロープにはちょいちょい笑わせてもらったw
ツッコミところ満載の映画ではあるのですが
映像が壮大で
70~80年代の街並みや高速道路
カーチェイスなんかが見物です
調べたところによると、ゲリラ撮影してるシーンもあるとか
やべぇ!
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最後に当然のことながら
城戸は放射能に冒されます
この点は、脚本の外せないこだわり所らしく
己の命の期限に気づきながらも
慌てるでもなく、空虚な目で街をさまよう主人公は
観ていて何とも言えない気持ちになりました
現代ではありえない
当時の日本だからこそ出来た奇跡の映画だと思いました
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