「君はレフティ」
額賀澪
男子高校生、古谷野は
夏休み中に事故に遭い、それまでの記憶をすべて失った
それでも、友人たちは古谷野を暖かく迎えてくれ
いっけん、なんとか順調に
「古谷野」としての人生を再スタートできそうに見えたが
何者かが古谷野の周囲に
奇妙なメッセージをたびたび残すようになる
このメッセージは誰が、どんな意図で
古谷野になにを伝えようというのか

「7.6」という謎のメッセージの出現が
毎回ワクワクさせる
自分がどんな人間か思い出せないというふわふわした心許なさとともに
青春時代のモヤモヤとキラキラ
そんなのも読んでて楽しかったですね
もちろん、メッセージの謎は最後にちゃんと解けます
真相を知っての私の感想
「まわりくどすぎっ!!」
こりゃ古谷野が記憶喪失じゃなくたってピンと来ないわ
もっとわかりやすいメッセージにしないと!
って、そんなんしたらミステリにならん
そんで、どいつもこいつも恋してます
それはやっぱ高校生だから~♪
という一言で片付けて良いのか?
狭い人間関係の中でワチャワチャ恋してて
ちょっと
「ビバリーヒルズ高校白書」思い出した(笑)
ここだけの話、
最後まで読んでみてちょっと思っちゃったのが
古谷野って、記憶喪失じゃなくてももともと
ちょっと軽はずみでデリカシーなさめのタイプでは…
告白されたこととかベラベラしゃべるし…
まぁ高校生だから仕方ないねってことで
