「卒業するわたしたち」
加藤千恵
コレの続きです

「三月に泣く」
高校の地学の教師だった尾形先生に恋した佐波。
バツイチでやる気なさげで、友達にはわかってもらえない尾形先生の魅力だけど
佐波は押して押して、なんとか卒業後に恋人になれた。
だけどその一年半後、佐波は先生の部屋を出ていこうとしている。
結局、先生の気持ちがよくわからないままだった。
高校生あるあるだなぁ~
こういう、やる気なさげというか
はっきりさせない感じの人を
オトナだ~雰囲気あるぅ
とか思っちゃう時期あるよねぇ~
と、自らを振り返って懐かしく思った。
今の私くらいトシとればそんな男は
思わせぶりが上手なだけで怠惰なフツーの男ですよ!と言いたくなる
それに、尾形先生は充分わかりやすい男性だったと思う。
自分を慕いまくる女子生徒に、
卒業式の日にソッコーで連絡先教えちゃうくらいだもの
充分浮かれてる普通の男じゃないですか。
そんな簡単なことが見えていたら
佐波は泣く泣く別れる必要もなかったと思うし
そもそも付き合いたいとも思わなかったかもなぁ(笑)
