上差し以前、落とし物から妄想を繰り広げるエッセイを紹介しましたが


まさに、妄想を掻き立てられる落とし物を見つけてしまいました

それは
誰かの書いたメモ

見つけたのは、スーパーの前のベンチ



いや、たとえこういうものが落ちていたとしても
拾って読むって人としてどうかというのは百も承知です。

 でもすみません。私こういうの読まずにいられないんです真顔




こんなメモ下差し


    

・切手買う

・ドッグフード買う
 
・三角定規買う
 
・有休希望出す

○月×日(木)太郎の眼鏡買いに行く

○月△日(土)14時~飲み会

○月□日(水)16時~花子と中学校に面談 
通知表持参



※もちろんところどころ変えてますが、だいたいこんな感じ


筆跡としては、女性かなと思って

三角定規が必要なのは、小学校中学年くらいの子がいる
中学入学を控えてるかまたは中学生の子もいる
犬を飼っていて
メモを書いたのは仕事と育児をする母親

※あくまで想像

なんだかところどころ自分と重なるところもありましてね


土曜の14時からの飲み会ってのがまた
仕事絡みなのかプライベートなのかは不明ですが
平日の夜には絶対に飲み会なんて無理という育児中あるあるですよね


家庭のことはこの母親がすべて把握して回しているのだろうという印象


この母親に夫がいたとしても、
このメモにあるto doリストのほとんどを把握していないだろう。
※勝手な妄想です


私の夫は決して非協力的な男性ではないが、

私が子供や家のことでなにか調べたり決めたり手続きしていても
「よくそんな他人事でいられるな~」というくらい他人事ニコニコです。


なんの悪気もなく他人事。
俺関係ないし~という素振りすらしないナチュラルさ


この人、私が急に死んだらどうやって家や子供のことするつもりなんだろう?
と純粋に不思議になります。


家事は一通りできますが、主婦の仕事ってそればかりじゃないですもんね
子供の通院や学校のこと、習い事のこと、毎年の手続きのことやらなんやら

きっと、私が死んではじめて
私が残した書類やメモを慌てて探すんじゃないかなぁ



そう思うと、このメモもある意味
「この落とし物は誰かの形見かもしれない」と言えるかもね


この母親が、メモにあるtodoリストをすべてこなした後で
このベンチにメモを置き忘れたのだと祈りつつ


もしかして、なくしたメモを探しに来る可能性もなくはないので
元通りベンチに置いておきました。


読んじゃってすみません真顔