おふるなボクたち
中島たい子
コレの続きです

「それが進化」
広志は猛妻の真里に言い付けられ、
押し入れに眠っている古いロボット「ボクモ」を処分することになった
少し進んだ未来、
手のひらサイズの人工知能「アイポン」がなんでもしてくれる時代に
「ボクモ」はただ歩くだけ。
それなのに、なぜか処分にはしのびない広志は
「ボクモ」を骨董品屋に売りに行ってみるが…

この話、おもしろくて大好き!!
鬼嫁の真里、まぬけな「ボクモ」たち、
生意気な「アイポン」、ぼんやりした広志
ちょいちょい笑えるんです
そして、便利になりすぎるのも息苦しいこともあるんだな…と気づかされます
SNSが過剰に浸透した世の中で生きる若い子の苦悩にも言えますね
雑音が多いんです
本来、万事もっとゆっくりでいいはず。
もっとシンプルでいいはず。
もっと不便で、進化ももっと少しずつで当たり前だったはず。
不便だと思う半面、少しホッとするのかも。
ちなみに、広志の奥さんの真里
ちょっと私に似ていますww
キツい妻なんですよ~でもわたし共感できるんですよ
口が悪いところ、片付けしろしろと口やかましいところ、
強く主張していたわりに、ちょっとしたことでほだされて
気が変わってしまうところなんかが。