久しぶりに母の夢を見た
おばさんになってからすっかり夢を見なくなり(というか見ても忘れている)
それでも数年に一度母の夢を見る
もうずっと会っていない母の夢
このブログでもなんどか書いてるんですが、
わたしは両親と付き合うのがなにもかもが嫌になってしまい連絡を絶っております



夢の中でわたしは
有名な老舗の和菓子屋さんに、商品に関しての問い合わせをしたら
和菓子屋さんのご主人から、ていねいにご返答をいただけた、
という設定
(設定からして謎だけど)
それに対して母は、たいへん恐縮し
いますぐに(べつの店の)高級な和菓子を買って
その和菓子屋さんに贈り、お礼すべきだ
と騒ぎはじめた

わたしは
老舗の和菓子屋さんに
別の店の高級な和菓子を買って贈るのがお礼になるの?

という疑問でいっぱいになった
お店に行き、商品を購入がてら感謝を伝えるんじゃダメ?
と母をなだめましたが
よその店の高級な和菓子を買って贈るのだときかない。
それが常識とばかりに

わたしは結局、母に言い付けられるとおり、渋々
「老舗の和菓子屋さんに贈るための高級な和菓子を買いに行く旅」に出た
トンチンカンな夢ですけど

わたしたち母娘をものすごくうまく表現していて我ながら感心します

とりあえず、私の思う母の嫌なところがこれでもかと凝縮されてます。
母のでてくる夢はいつもそう。
娘の視点ってすごいな。刷り込みってすごいな。
まず、ちょっとした親切に過剰に恐縮して、過剰なお礼をしたがるところ
それが
「和菓子屋に別の店の高級な和菓子を贈る」みたいにズレてるところ
敢えて高級なのを選ぶ見栄というかマウンティング意識みたいなもの
私が気が進まないと渋っても絶対聞き入れないところ
気が進まない私がおかしいのだと言うところ
わたしはわたしで、だんだん母の言うことが正しいのかもと思いはじめ
結局嫌々言う通りに動いてしまうところ
和菓子屋さんに別のお店の和菓子贈るなんて変だよな…でも買わなきゃという重々しい気持ち
なにを選んでもどうせ母にけなされるだろうという重々しい気持ち
母と交流があった頃はここまで自覚がなかった気持ちまで
母のどんなところが嫌なのか
「和菓子を買いに行くストーリー」の中に見事に落し込めてて我ながらすごいと思う

母のことは客観的に見られるようになったのかな

父のことはこれはまた整理がついていないからか
一切夢に出てきませんね
