そこへ行くな
井上荒野


上差しコレの続きです




「サークル」



アマチュアミュージシャンだった同じ大学の男子学生を

「サポーター」として応援することに大学時代を費やした三人の女子学生

熱に浮された時代はそろそろ終わり

就職活動、卒業、結婚

それぞれが「サポーター」以降の身の振り方を考える一方…






この場合の「アマチュアミュージシャンの学生」は

「学生時代の幻想」の象徴であるように思う


好きなことだけして生きていける人生
好きなものだけ見て生きる人生
1番の夢が一つも欠くことなく叶う人生


小さい子供の「しょうらいのゆめ」レベルの幻想に
しがみつく気持ち


大学の卒業をひかえ
心のどこかでとっくに
現実というものに気づきながらも



なかなかそれにしがみつくのがやめられない

だって、それらはただの幻想だったと認めてしまったら



現実と向き合わなくてはいけない。

折り合いをつける人生に
1番の夢以外のものを選ばなくてはいけない人生に


はじめは確かに彼の歌声に感動していたかもしれない

だけど今はもう
彼の凡庸さに、陳腐さに気付いている


でも認めたら幻想が終わってしまうからだ。



そして、女の子三人組ってのも執着を増長させるよなーと思う。
チーンチーンチーン

抜け駆けに厳しく見張りあってるわりに
追っ掛けをやめようとするのも裏切り者呼ばわりされるみたいな。



だから余計こんな不健康な執着がマトモかのような錯覚におちいる



ただのクソだと思うもん、
このアマチュアミュージシャンの男
爆笑爆笑爆笑執着の価値ないよ



では、この話の「そこへ行くな」はどこのことか



まず、プロアマ問わずクソな男には「行くな」

上差しまずコレよね


そして、「推し活」女子グループには「行くな」


ファンクラブ的な女子グループって
キャーキャーうるさいわりに牽制しあったり、逆に脱会が許されなかったり

個人的には苦手な雰囲気



相手が二次元でも現実でも、
「推し事」はソロで行くべき!!!
もちろん個人の自由が尊重されるグループなら良いと思います…