もう全然本の話してないじゃん!





ってことで、肩慣らしにマンガの話を(なんで)
これまた古いマンガですみませんが
かの人や月 いくえみ綾
羽上家のきょうだい
なんでもできて皮肉屋、だけど実はちょっと繊細な長男・顕
人づきあいが苦手だけど、実は結構天然な長女・ひろの
八方美人・天真爛漫でいまどきのギャルだけど、実は傷つきやすい二女・ほのか
両親と、困ったちゃんな祖父母
年老いた猫のポセイドン
きょうだいたちの人間関係や恋愛模様なんかが描かれます
もうこのマンガ、何回読み返したかわかんないくらい大好きで!
短いセリフやモノローグ、何気ないコマで
グワッ!!と心情が一気に伝わってくる表現力が本当に見事です
「あんたっ、妹になにしたの!?」
「ごめんね 君の大事な先輩を忘れちゃって」
「あたしの新はね 18年間のすべてなんだよ」
「宝物みたいだから あげれないよ」
「結婚する?」
☝これらのセリフ、めっちゃくちゃ好きなシーンです
羽上家のきょうだいたちが、
「きょうだい」として見ると、全然性格が違うように見えて
「家」を離れて見ると、とても似ているのも
きょうだいのリアルさだと思う。
いくえみ綾作品はたくさん読んだけど
これが一番好きかもしれんなぁ
いちおう本レビュージャンルということを忘れておったわい