おばあちゃんの創作物語にバッサリやられた話を書きました

もうひとつ、子供のころの私がおばあちゃんに創作物語をねだったときの話
(子供のしつこさコワイ)

今日のおばあちゃんの創作物語
昔、アオという馬がいました。
アオの飼い主は、たいそうアオを可愛がりました。
やがて戦争がやってきて、食べ物がなくなってきても
飼い主は自分の食べ物すらもアオにやりました。
これ、結末があったのか聞いたけど忘れたのか
この先の記憶が全くないんです
元ネタあるのか調べてみました~
まずね、
馬に「アオ」と名付けるのは昔わりと一般的だったみたい
で、この戦争がきて…という話の流れ
もしかしてコレ?
Amazon(アマゾン)
1,080〜6,268円
結末は記憶にないけど、祖母の話とほぼリンクする
でもね、この絵本2020年発売
この絵本を子供時代の私に話してくれたということはまずないんだよなぁ
(私アラフォーです)
だけどここみて
この絵本も著者が父から聞いた昔話をもとに制作されてるのかも!

祖母は戦争を経験しています。
第二次世界大戦のときは、一人目の子を産んだ頃だったそうです
孫の私たちに戦争の話をすることはまずありませんでしたが
祖母の死後見つかった書きかけの自分史は
赤ん坊の我が子を抱えて逃げる東京大空襲の夜から始まっていたそうです
きっと、大切な人を亡くすのとおなじように
家族同然に大切にしていた動物もたくさん失われたのだろう
こんな物語が身の回りで当たり前のように起こる時代だったのではないだろうか
子供の頃は「まゆみ×たけし」物語のほうがよほどインパクト大でしたが
こうして年を重ねて振り返ると
命の危険に晒されながら柔らかい我が子を抱きしめて懸命に逃げたこと
まわりでたくさんの命が失われるのを見てきたこと
その記憶をもってその後の時代を生きたこと
そのことは後に生まれた孫にはほとんど話せなかったこと
祖母の語ってくれた物語の断片から
たくさんのことが想像できて胸が苦しくなるのでした。
あんなの二度と繰り返しちゃイカンって