平野純
白モクレンの樹の下で

 

 





これも、学生のころ図書館で読んで、忘れられずに
大人になってからネットで調べて買った本ニコニコニコニコ

この物語の概要


精神科医、催眠セラピストの「コージ」


そこへやってくる、「日曜日に不安に襲われる」症状に悩む「ヒロミ」


美しい白モクレンの木の下で出会う



催眠セラピーは、患者を催眠状態にし、

一段ずつ階段を降りるように過去へ記憶を遡らせ

本人も忘れているような

病気の原因となるトラウマを明らかにさせるもの



コージはヒロミにセラピーを行い

不安の原因を探そうとする


治療が難航するなか、ヒロミに起こった恐ろしい過去がわかり…


いつしか二人はお互いをかけがえのない存在だと感じる



この本、なんとも不思議な物語ですキョロキョロキョロキョロ



ラブストーリー+ミステリー+SF

みたいな。





いろいろミックスしすぎてハチャメチャになりそうなんだけどダッシュダッシュ


ちょっと村上春樹みのある(個人の感想です)マイルドで軽妙な文体のせいか

全体的にスマートで優しく落ち着いた印象でまとまっている



村上春樹みがあるとはいえ、

そんな簡単にセックスしたりしないでどちらかというとラブ部分は少なめだけど


静かに深く思いやるような恋愛という感じ気づき


正直なところね、

宇宙人絡んで来たときはどうしようかと思ったけどアセアセアセアセ



催眠セラピーで少しずつ真実が明らかになっていくところはサスペンス的に面白かったし



「人生」を生きていくこと、なにかを失うこと、また立ち直ること

それらをちょっと飄飄と暖かく描いているところが魅力です。




子供のころ面白かった本って大人になってから読み返してもやっぱ面白いキラキラキラキラ





いやでもさすがにこれはビックリしたっしょ