20代前半のころ
引越しより少し手前の物件探しで困った話
これから住もうという町をよく知らなかった私は
不動産屋さんに
「A病院の近くのエリアで探しています」と伝えた
A病院は、町では有名の大きな総合病院
私の職場の近くでした
で、いくつか見繕ってもらい
内覧の日
担当のギャルっぽいお姉さんの車で物件を回る
二つ目くらいでおかしいなと気づく
これ
A病院とほんとに近い…?
なんか近くない気がする
でも、そもそも土地勘がないだけに確信が持てない
でも、行く場所行く場所まーーったく知らないところばかり
でも、もともとこの町は知らないところばかりなんだよなぁ
グルグルグルグルグルグルと思い悩んだ末
勇気をだして
「ここはA病院の近くなんですよね…?」と聞くと
なんと
「あっ!すみませーん!B病院の近くで探してましたー!」
おおおおおい!
後でわかったことですが、A病院もB病院もどちらも大きな規模のよく知られた病院でした
ナルホドそりゃ間違えちゃうヨネ!って不動産屋さーん!!
新人が職場に頭下げてお休み取って来たのによぉ!!
また休みとらなきゃいけないじゃないか
結局、内覧できるのはすべてB病院付近の物件とわかり(そらな)
それじゃ意味ねえとまた日を改めることとなり
ギャル姉さんの車で駅まで送ってもらうことに
私がちゃんと確認しなかったから悪いか…
でも、最初にちゃんと言ったもんな…
とモヤモヤ
でもきっと、お姉さんはお姉さんで、
これから上司にこの失敗を報告しなければいけないのは気が重かろう
私だったら大失態すぎて呼吸困難になる
と想像してモヤモヤ
結局予定よりかなり早く駅に着きました(内覧できなかったから)
田舎だから駅を離れると病院くらいしか目印がないけど
駅にはそこそこ大きなデパートもある
ギャル姉さん「ちょうどよかったですね!
今日そこのデパート、セールやってますよ!」
えええー!
きみがそれ言うか~!?
内覧できなくて早く終わったからセールいけてよかったねってか?
自分以外の人って、当たり前だけど
私には想像もつかないことを考えているよね
さっきはちょっと心配してたけど
きみはちょっと上司に怒られろ
若かったので特になにも言い返せず
そのままセール見て帰った
(セール行ったのかよ)
結局、他の不動産屋さんで物件が決まった
世の中にはいろいろな人がいるということに戸惑った
引越しの思い出でございます。
小さいこと気にせず行こうって!