高河ゆん
妖精事件

まだまだ高河ゆんを語りたーーい!


ワシは80~90年代から抜け出せない女なのじゃ…酔っ払い


前回の「恋愛」では

ブランク後の急な絵柄や雰囲気の違いにびびった私ですが


この漫画は

昔と今の作風が程よくミックスされた感じ



ただし荒唐無稽ガーン


高河ゆん作品の絵の美しさやキャラの魅力で説得力は充分ですが

かなり荒唐無稽です



 妖精事件の概要


14歳の安藤じゅりあ


家庭環境のせいか、たった一つの愛にすべてを捧げて生きたい

と、やや生き急いでいる


ある日同級生のイケメン不良・天野王子(名前!)に見初められ


すぐさま

S

E

X

!!ポーン


というのも、王子は妖精の王子で(荒唐無稽になってきたぞ)


愛する妻と子を成すことで妖精の王としての能力が開花できるという事情


まだDT(童貞)で、敵の妖精にやられっぱなしだった王子は


すぐにでも妻をみつけ最強となる必要があったのです



で、じゅりあはすぐさま

ポーン


といっても、王の子供はメシア(救世主)とされとても重要な存在


じゅりあは妊娠したとたんに

敵の妖精からお腹の子を抜き取られ

(グロではないです。魔法の力でおねがいラブラブ)


王子とメシアはさらわれる(ここまでで超序盤だからね!?)



王の妻となったことで自身も呪われたじゅりあは

妖精の力も得ることになり


その力でさまざまな妖精に悩まされる連中を助けたりしながら


王子とメシアを探す旅に出るのであった…!!




しかしこれが読んでると荒唐無稽に感じないんですよねラブ


急になにするかわからない不安定な少年少女を描くのがとても上手だと思う


一目惚れで子作りしても、妊娠しても

日常のすべてを捨てて愛する人だけを求めて遠くまで、異世界まで行ってしまっても


この子ならやりそう!

っていうキャラクターに説得力があるのです飛び出すハート



本当に絵も美しいし。



そして、このお話は

ちゃんと完結してる~ぅ!!


安心して読めます!



「暗闇坂」という短編も収録されていて


それが

もうどうした!?


ってくらいエロかった真顔真顔真顔 

(あくまで、少女まんがの範疇でですよ)


性行為シーンがというより(それもあるけど)


それぞれのキャラクターの歪んだ性癖、それに対する執着びっくり


がこれでもかと描かれるんですね~



完結した漫画にこんなおまけまでついて


超~お得ですよー!!笑い笑い