映画 川の底からこんにちは
です!
最初に観たとき
公開時ではなく後にDVDで観ました
当時私は社会人になってまだ数年
主人公もまだこんなに若くてかわいいのに、どうしてこんなクソみたいな彼氏や実家や家業に
我慢しつづけるのかよくわかりませんでした。
全員ぶん殴って捨てたらいい
自分も毎日いろいろなものに憤りを感じていたので、観ていてイライラしました。
最後、主人公(佐和子)が爆発するのでちょっとスッキリしますが
それでも結末は「それでいいのか…」と不思議でした
だいたい、超かわいくて細い満島ひかりが中の下とか…ワシはどうなるんだよ
見返したとき
今より数年前、ケーブルテレビかなにかで観ました
私は仕事も続けているけど結婚して子供を持っていました
はじめて、佐和子が「しょうがない」と繰り返しながらも
すべての状況を飲み込んで踏ん張るところに共感できました
歳取ると、「しょうがないなぁ」ってこと増えますよね
すべてを捨てて逃げても、問題からは完全に逃げられないだろうなってこともわかってる
たぶん、同じような問題が起こるだろうなってことも
人生をある程度続けてきて、自分の手持ちのカードのことはだいたいわかってくる
良くも悪くもこのカードで勝負するしかない、これで乗り切るしかないという気持ち
今の私でいうと、子供がいることが大きい
正直、今も昔も生活していて「もう疲れたわ~」ってことたくさんあります
でもさすがに、子供の今日明日を放っぽって逃げることはできないよなぁ…と思います
逃げても責任は残されますからね
となると、育児の基盤基地となる職場や家庭も
ちょっと疲れたからといって簡単にチェンジ!とは行きません
新しくチェンジ!が一番労力使うことはもうわかっているのです…
ただし、肝心の育児の邪魔と感じれば、あっさりチェンジするかもと思う
しょうがねぇ!
いろいろグダグダだけど、やるしかねぇ!
↑この感じ、すごく共感できたし勇気をもらいました
しじみ会社の社歌を作り直して歌うシーン、あれは佐和子覚醒ののろしですね
だからといって聖人じゃないから
佐和子が「でもやっぱムカつくわぁ~!!!」ってぶちギレながら遺骨を投げつけるシーン
はスカッとします
見返してよかった作品です