明日から始まるレースのため和歌山県新宮市にやって来ました。

今日は山間にある宿に宿泊です。

昨年、この宿に滞在し、地元のおばあさんとお話ししていた時のこと。

『あそこに見える烏帽子山からの景色はすごく綺麗だよ。』

と、教えて頂きました。

その翌日、早朝に登る事を計画したものの、寝過ごしてしまい計画倒れ。

と、いうことで、一年越しのリベンジを果たそうと、本日到着後に行動開始。

宿の方に『烏帽子山ってありますよね。どのくらいかかりますか?』

と、尋ねると

『上まで3時間くらいかかるよ。遭難とかもある山だよ。山に慣れた人なら大丈夫だけど迷う事もあるよ。』

と。

『ならば普通の3倍速で行けば2時間で往復ですね!』

と、早速出発する私に

『え!今から!?本当に行くの!』

と、背中に声がかかりましたが、そんな事言われたらむしろ燃える性分のわたくし。時間を見て無理なら下ると伝え出発です。

作業する大久保メカに予定を伝えると、その横には昨年話したおばあさまが。

『もう17時だよ、暗くなるよ。やめたほうが良いよ』

と。

ヘッドライトは持っています。

登山口まで20分ペース良く走り、いざ登山開始。

岩だらけの道を登り、順調に進みます。

これなら一時間で登頂できる!と思ったところからが本番でした。

斜面はドンドン急になり、場所によっては崖のような場所も。


脚の筋肉は悲鳴をあげ、心臓も激しく跳ねています。

歯を食いしばり、時より気合いの叫びを上げながら進むと、ようやく山は開け山頂へ。

そこからの眺めはまさに絶景。



神々しい日の入り前の山々を眺め、、、る暇も無いまま転げ落ちるように下山開始。

往復2時間を切り、宿に到着したのです。

下山途中に足首を二度ほど捻り、転倒も1回。

膝も腿も力が入らないくらいガクガクに消耗しました。

が、この痛みこそ何かを成し遂げた証拠、充実感で満たされます。

が、果たしてそこまでする必要があるのか?と疑問も湧きます。

ま、人生一度きり。

訳分からなくても、ひとまず全力でやってみる事も悪くないですよね?